2012.08.21
日本製紙、エネルギー事業に本格参入 事業構造転換図る
朝日新聞デジタル - 日本製紙、エネルギー事業に本格参入 事業構造転換図る(2012年8月20日21時52分)
http://www.asahi.com/business/update/0820/TKY201208200426.html

<文書の電子化などで国内の紙市場が縮小傾向にあるなか、業界2位の日本製紙グループ本社は、売電などのエネルギー事業に本格参入する。製紙業で培った木材利用や発電の技術を生かして、事業の構造転換を図る>。


写真:今年から売電を始めた日本製紙の富士工場=静岡県、日本製紙グループ本社提供

<エネルギー事業への参入は資産を最大限に活用する発想から生まれた。中期計画(2012~14年)でも、力を入れる新規事業として位置づけた。5月に電力の小売りができる特定規模電気事業者(PPS)の認可を受け、7月にはエネルギー事業部を新設した>。

<日本製紙は、民間で全国2位の広さがある社有林、約9万ヘクタールをもつ。政府が示した再生可能エネルギー買い取り制度を追い風に、木材を紙の材料としてだけでなく、発電のエネルギー源として利用する>。

電子化で紙市場が縮小しているので、日本製紙がエネルギー事業に参入するとのこと。これは賢い。

時代に合わなくなったビジネスを減らして、時代に合ったビジネスを増やしていく。企業の生き残り策として、当然の動きだろう。

この日本製紙の場合、<製紙業で培った木材利用や発電の技術を生かして>とあるので、もともとある程度ノウハウがあったようだ。そうした自社の強みを生かしながら、<政府が示した再生可能エネルギー買い取り制度を追い風に>して、チャンスを拾っていくわけだ。

会社も個人も、こうして時代に適応していかなければ、生き残れない。時代は変わっていく。


関連:
日本製紙グループ
http://www.np-g.com/
ウィキペディア - 日本製紙
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5..