2013.01.19
ネパールの国旗 世界で唯一矩形ではない 1962年までは顔が描いてあった
ウィキペディア - ネパールの国旗
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D..

<ネパールの国旗(ネパールのこっき)は、世界で唯一矩形ではない国旗である。特徴的な形は、ネパール王国の王家と宰相家が使用していた2つの三角旗を組み合わせて簡略化したことに由来している>。



ネパールの国旗は、世界で唯一、矩形(長方形)ではない国旗とのこと。もともと三角旗だったものを、上下に2つ組み合わせてできたらしい。白で描かれているのは、上が三日月で、下が太陽とのこと。

<三角旗という形状や、三日月や太陽のデザインは、ヒンドゥー教の旗としてはよく見られるものである。かつては、月と太陽の中には人の顔が描かれていた>。

<ネパール王国(シャー王朝)は、1768年に全国を統一したシャー家が王位を継承したが、19世紀半ば以降20世紀半ばまでラナ家が宰相職を世襲し、実質的にネパールを支配した。もともと三日月はシャー家(王家)を、太陽はラナ家(宰相家)を意味しており、単独の三角旗としてはそれぞれ約200年にわたって使用されていた。ラナ家が実権を握った19世紀以来、ネパール王国の旗として両家の旗を重ねた二重三角旗が使われるようになった>。

<1951年のトリブバン国王によるシャー家の王政復古、1960年のマヘンドラ国王による「国王のクーデター」を経て、1962年12月16日に現行の国旗が制定された。月と太陽の顔は、この時に取り除かれている(なお、顔のある太陽と月は国王旗には残っていた)>。

世界で唯一矩形ではない、というだけでも斬新なのに、1962年までは、三日月と太陽のところに顔が描いてあったらしい。


かつてのネパール国旗

ちょっとカワイイ感じの手描きイラストで、いまの国旗よりもさらに斬新である。

Wikipedia Commonsの「Category:Flags of Nepal」を見ると、これとは顔が違う、別バージョンのものもあった。


かつてのネパール国旗(別バージョン?)

こちらは、ちょっと困った感じの表情。昔、こんな顔ハンコがあった気がする。

この画像の出典らしきページには、さらに別の顔バージョンもある。


かつてのネパール国旗(さらに別バージョン?)

こちらは、顔の表情は最初のものに近いが、太陽の絵がかなり違う。

王家と宰相家の三角旗をくっつけて国旗にしていたそうだから、顔の部分がときどき変わっていたのだろうか。


関連エントリ:
ブラジルの国旗には何と書いてあるのか
http://mojix.org/2008/10/12/brazil_flag
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