2013.01.26
1分だけやる
精神論ではない仕事を速くこなす技術(2011-12-08)
http://anond.hatelabo.jp/20111208222023

ちょっと古いやつだが、紹介したい。「仕事を速くこなす技術」が7つあげられているが、3つめの「1分だけやる」が、特にいいと思う。

<重いタスクほどすぐに着手するべき。なぜかというと、人間には認知的不協和というのがあって、着手したものが終わっていないと気持ち悪いと感じる心理があるからだ。着手したら終わっているべき、という認知があって、それが解決されていない状態は気持ちが悪い。だから、解決しようと集中して作業できるように心が動く。重い作業ほど、1分だけでいいので着手しよう。きっと1分は一時間になっているはずだ>。

やらなきゃいけないんだけど、気が重いな~と思うようなタスクを、まず1分でいいからやる、というもの。

このハックは、

1)タスクを小さくする
2)タスクを途中でやめる

という2つの側面がある。

1つめの「タスクを小さくする」は、「分割統治(divide and conquer)」や「手のとどく果実(low-hanging fruits)」などに共通する考え方で、わりと有名な方法だ。仕事を分割し、目標を低くすることで、着手しやすくする。

これに、2つめの「タスクを途中でやめる」を合体させているのがいい。途中でやめると、人間は「着手したものが終わっていないと気持ち悪い」と感じるので、さらに続けたくなる。その人間の心理を、生産的に利用するわけだ。


関連エントリ:
手のとどく果実 (low-hanging fruits)
http://mojix.org/2005/11/27/183650