2013.06.07
クラウドの次はこれか? 日本発「ZaaS」「ZSP」とは何か
Sepa-LOG - SaaS、PaaS、IaaS(HaaS)、DaaS、、ってAaaSからZaaSまであるんですね。
(2011-07-11)
http://www.sepa-system.co.jp/blog/article.php?story=20110711032420259

<SaaSなどの「なんとかaaS」は、ネットワークを通じて、何をサービスとして提供してくれるかということなのです>。

「IaaS」「PaaS」「SaaS」など、クラウドの代表的なサービス形態について、簡潔に説明されている。

<一番基本のハードウェアとネットワークのみを提供してくれるサービスを、HaaS(Hardware as a Service)といいます>。

<HaaSに加え、OSまで提供する(しないこともある)サービスを、IaaS(Infrastructure as a Service)といいます。広義のIaaSはHaaSを含みます>。

<IaaSに加え、ミドルウェアまで提供してくれるサービスを、PaaS(Platform as a Service)といいます>。

<PaaSに加え、アプリケーションまですべてを提供してくれるサービスを、SaaS(Software as a Service)といいます>。

このあたりはよく知られているが、クラウドには他にもいろいろな形態があるらしい。マイナーなものまで含めると、「AaaS」から「ZaaS」まで、頭文字でアルファベット全部がカバーできるらしい。

最後に紹介されている「ZaaS」というのは、初めて知った。

ZaaS : Zangyo as a Service

「Zangyo as a Service(ザンギョー・アズ・ア・サービス)」、つまり「サービス残業」である。

日本ではおなじみの「サービス残業」だが、これをクラウド的に「ザンギョー・サービス」として捉えなおす、というのは新鮮な視点だ。追加コストなしで、コンピュータを超える柔軟なサービスを受けられるもの、というふうに考えれば、あたらしいビジネスの可能性が見えてくる気がする。

残業をする社員の側も、自分は「ZaaS(ザンギョー・アズ・ア・サービス)」を提供するプロバイダー、いわば「ZSP(ザンギョー・サービス・プロバイダー)」であるという自覚を持てば、いやな残業も前向きに捉えられるのではないか。コンピュータが苦手な人であっても、クラウド革命の最先端に立てるチャンス到来である。

ZaaS / ZSPは、サーバマシンではなく人間によるサービスのため、高い可用性は望めず、高負荷にも弱い。しかし、コンピュータには到底おこなえないような、ヒューマンで柔軟なサービスが可能であり、追加コストも不要である。しかし、使いすぎるとサービス停止やリーガル・リスクもあるので、注意が必要だろう。