2003.08.06
ディスクを浪費しよう
Sean McGrathが面白い記事を書いている。

The economics of application installation
http://www.itworld.com/nl/ebiz_ent/07292003/

ディスクが安くなってきたので、いまやclasspathやDLLなどの設定で技術者がゴチャゴチャやっている時間のほうがはるかに高くつく。Javaアプリケーションで言えば、アプリケーションごとにJVM、JDKを持っていてもいいじゃないか。ディスクをどんどん浪費しよう、といった感じの内容。サバサバしたこの人ならではの切り口。

もっとも希少な資源は時間であり、それは人間の寿命が変わらないことに由来している、と説いたジョージ・ギルダーの「テレコズム」を思い出した。

あと「富豪プログラミング」ってのもあったな。

情報産業に関しては、けっきょく人が動くところは絶対にタダにならないし、逆にそれ以外の部分は限りなくタダに近づいていく、という気がする。情報産業が発達すればするほど、ヒューマンファクターの重要性(あるいはボトルネック)が浮き彫りになっていく。

古い世代の「物を大切にしなさい」みたいな価値観も、似たような話。やっぱり物よりも、人間や時間のほうが大事だよね。