2003.09.28
Zopeの 「instance-space programming」
love unstableというサイトに、「instance space programming」というちょっとしたZopeの解説を見つけた。

Zopeではサイトを作るとき、Zopeサーバ自身を使って、サーバで実行させる処理を書くことができます。処理はDTMLやPython Scriptで記述できるが、これは実際にはPythonファイルを作っているわけではなく、メモリ上のオブジェクトインスタンスの1フィールドとして持っているようです。サーバで処理を実行するときは、このフィールド値を取り出し解釈実行させています。 Zope Bookではこれをinstance-space programmingと呼んでいます。

PythonスクリプトなどZMI上でプログラムを書くのと、プロダクトなどPythonのソースレベルでプログラムを書くことの違いを説明するのに私はいつも苦労するのだが、「インスタンス空間」という言い方はうまい。

Zope Bookに「instance-space」なんて書いてあったかな、と思い調べてみると、最新版である2.6 Editionの「Creating Basic Zope Applications」にあった(2.5 Edition以前にはないので、new ridersの紙版や日本語訳にはない)。

このサイトをやっているのはichiyamaさんという人のようで、これ以外にも面白いコンテンツがたくさんある。この人はタダモノではない。

末尾には<instance-space program環境の実装やネットワーク分散化についても見解があるのですが、続きはまた。>とあるが、この続きはまだ書かれていないようだ。ぜひ読んでみたい。