2004.10.08
音版ブログ、「デジオ」
一部でウワサの「デジオ」を初めて聴いてみた。

デジオの宇宙色々
http://dedio.jp/

「デジオとは」「about us」みたいなページが見つけられなかったので、私がなんとなくわかった範囲で解説文を書くと、こんな感じ。

デジオ:
自分のしゃべりなどをMP3などのサウンドファイルにして、定期的にアップロード・公開する行為、あるいはそのムーヴメント。タナカカツキ、伊藤ガビンらが開始。PC・ネット時代のデジタル技術による宅録ラジオ、あるいは音版ブログ。

(間違っていたら教えてください>詳しい方)

デジオ時評」「コグのデジオ女学院」「デジオコンプトン」「日常的な会話」など、いくつか聴いてみた。内容はどれもたわいもないものだが、作りこまれていない素人くささや、マイクに向かって1人でしゃべる照れくささがすべてに通低していて、なんともいえない感動がある。

この照れくさい感じは、新しく世に生まれたメディアの、「Hello, World!」のしるしに違いない。初めてホームページやブログをやるとき、みんな恥ずかしかったはずだ。

「デジオ」はきっと、音版ブログのはじまりなんじゃないだろうか。これを世界じゅうの人がやりはじめたら、自分のお気に入りのデジオをつなげて、一日じゅうでも聴いていられそうだ。

音なら、フォントや文字コードの問題もないので、ただ聴くだけだ。その人のナマの声を、ナマの発音で聴ける。いろんな国のデジオを聴いていれば、外国語も楽しく、あっというまにマスターできそうだ。

音楽中心の「ネット放送局」なら、すでにたくさんある。ダラダラしたしゃべりを中心にして、ストリーミングでなく独立したサウンドファイルとして置いていくところが、「デジオ」らしさだろう。そこがブログっぽいし、面白いと思う。

いろんな可能性が浮かんでくる。これはきっと、新しい何かの始まりだ。