2005.09.01
Googleが技術雑誌の広告ワクを再販 - 広告代理店事業への布石か
John Battelle's Searchblog : Google Injects AdWords Into Magazine Market. Q: Why? A: Money.
http://battellemedia.com/archives/001824.php

Googleが技術雑誌の広告ページを買い取って、コマ切れにしてAdWordsの顧客に再販するという。
上記エントリの元ネタはCNET

『PC Magazine』という雑誌の9/6号、9/20号にGoogleが出稿予定らしい広告が、すでに載っている。

http://adsbygoogle.com/pcmag/2005-09-06/
http://adsbygoogle.com/pcmag/2005-09-20/

これには驚いた。

いまや、WebのいたるところにGoogleのAdWords広告が見られるようになったが、これと同じことを、雑誌でもやろうということかもしれない。

これは何を意味しているだろうか? Googleはおそらく、広告代理店事業に進出しようとしているんじゃないだろうか。

こうなると、Googleはもはや、Microsoft(技術)やYahoo!(サービス)などと競合するだけではない。日本でいえば、電通リクルートなどとも競合になってくるのではないか。

Google Financeとか、GoogleNetなんていう話もあるし、Googleが強すぎて、シリコンバレーの生態系にも影響が出ているという。

おそらくGoogleは、物質の移動が起こらず、ソフトウェアで自動化可能な、情報完結型のあらゆるサービス(決済や金融なども含めて)に進出しようとしているのだと思う。

シリコンバレーの住人でなくても、Googleと競合しない方法について、真面目に考える必要がありそうだ。

アップデート(9/1) :
CNET記事の翻訳がCNET Japanに載った。

CNET Japan : グーグル、紙媒体に進出--AdWordsスポンサーに雑誌広告枠を再販
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086853,00.htm