2005.09.16
江島健太郎 「XMLは君に語りかける」
CNET Japan : 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance : XMLとアフォーダンス
http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/002346.html

先ごろ渡米した江島さんのひさびさのエントリ。

プログラムとデータの境界、ハードウェアとソフトウェアの境界などの話から、<プログラムとデータの間で揺れ動く境界のフロンティア>として、XMLについてアフォーダンスの観点から語っている。

私は「アフォーダンス」については、名前くらい聞いたことがあるだけで、意味は知らなかった。はてなキーワードの説明によれば、<物体の持つ属性(形、色、材質、etc.)が、物体自身をどう取り扱ったら良いかについてのメッセージをユーザに対して発している、とする考え>とある。ほほう、そういうものだったのか。これは面白い。

XMLはHTMLなどと同様、

1) ソフトウェアで処理できる
2) 普通の人でも「読める」

の2つを兼ね備えているのが特徴で(この説明はラフなので、厳密なツッコミはナシで)、それはよく知られた話だが、このエントリでは2)のほうを一歩踏み込んで、「アフォーダンス」と結びつけた。これはさすが江島健太郎だという気がする。

このエントリのエッセンスは、以下の部分だ。

<以下のXMLデータを見てください。

<Person>
    <Name>江島 健太郎</Name>
    <Phone>0312345678</Phone>
    <FAX>0387654321</FAX>
    <Email>foo@bar.com</Email>
</Person>

このXMLデータは、「江島健太郎にメールを出せ」「0387654321にファックスを送れ」などという無数のメッセージをアフォードしてきます。そして、そのメッセージは、オブジェクトシリアライゼーションなんて言葉がわかる技術者だけではなくて、その何百倍/何千倍もいるであろう、データの意味を単にリテラルに読むことができるだけの普通の人たちにも届くのです。この圧倒的なスケール感の広がりこそが、XMLの価値なのです>。

XMLはただのデータではなく、<「江島健太郎にメールを出せ」「0387654321にファックスを送れ」などという無数のメッセージ>を送ってきている、というのだ。これは新鮮な見方だと思う。

「アフォーダンス」とか「アフォード」という言葉は少し難しいので、この考え方をより一般の人にも伝えるために、サンボマスター式に「XMLは君に語りかける」というタイトルにしてみました。

江島さん、いっそ「XMLは君に語りかける」という曲を作りませんか?(笑)
どんな曲なのか想像できないけど、ぜひ聴いてみたい。