2005.09.16
Be-h@usによる保育園、小俣幼児生活団
Be-h@us(ビーハウス)は、建築家・秋山東一氏らが推進しているオープンソース的な木造建築の手法である。

このブログでも「秋山東一とBe-h@us」を書いて以来、個人的にずっと注目しているのだが、最近ニッポン・プロダクト88点のひとつに選出されたりJIDAデザインミュージアム セレクションにも選ばれるなど、目に見えて注目・評価が高まってきた。

栃木県足利市にある小俣幼児生活団の新園舎は、このBe-h@usによって作られた住宅以外の初の建築物。国の指定有形文化財である築100年の母屋と調和するように作られ、昨年栃木県と足利市の建築賞を受賞した


(写真はBe-h@us(ビー・ハウス) : これからの学校 2005より)

これを設計した尚建築工房のブログに、小俣幼児生活団の写真と解説がたくさん載っているのだが、これが実にすばらしいのだ。


(写真はstudio SHOH : 小俣幼児生活団09より)

どの写真を見ても、子どもがほんとうに楽しそうなのが伝わってくる。これを見ていると、建築というものがまさに「ソリューション」であり、それが人間の生活の質を左右するのだということをあらためて感じる。

この小俣幼児生活団を設計した尚建築工房・佐賀井尚氏の講演が、明日三軒茶屋で開催される「アーキリンクすまいの講演会」(主催:万代建築研究所)でおこなわれるとのこと。

直前になってしまいましたが、とても貴重な機会だと思うので、紹介しておきます。入場は無料ですが、事前申込みが必要なようなので(詳細はここ)、興味のある方はお早めに(もう締め切られていたらスミマセン)。