2005.09.22
「の」 世界進出計画
きのうのエントリ「中国に広まる「の」(発音は「ダ」)」のコメント欄で、台湾でも「の」が浸透しており、ただし読みは「の」のまま、という貴重な情報をboomer44さんよりいただきました。

またこのエントリを受けて、oguradioさん面白い考察をしています。<中国の消費者も、近年の中国の経済成長に伴い、単なる物質的な豊かさだけでなく、記号的な、あるいは精神的な豊かさ、平たく言うと娯楽的な要素を求める傾向が強まっているのではないか、と私は想像しています>。たしかに、経済成長による一種の余裕が精神価値に向かわせている傾向や、「の」が日本を受け入れるメンタリティを象徴している面はありそうですね。

ここまで来たら、中国・台湾だけでなく、いっそ世界じゅうに「の」が広まってほしいような、そんな気がしてきました。

日本のカルチャーは世界的にも人気があるので、ポテンシャルはじゅうぶんありそうです。「の」という文字は、マルに近くてなかなかカワイイですし、きっと受け入れられるのではないでしょうか。

「友」とか「愛」とか書かれたTシャツをよろこんで着ているガイジンがいっぱいいるわけですから、「の」だってきっとウェルカムでしょう。「友」や「愛」だと、日本人が見るとさすがに苦笑してしまいますが、「の」ならどこかしらクールで、いい感じにユーモラスです。「の」のTシャツなら、ガイジンでなくても、日本人でも欲しいと思うはず(少なくとも、私は欲しい)。

「の」が世界じゅうに広まれば、日本や日本文化の普及にもつながりそうです。「の」には著作権やライセンスもないので、自由に使えるのもいいですね。誰でも自分で「の」のTシャツを作ったり、車に大きく「の」と書いて、街を走ったりできるわけです。

というわけで、いっそのこと、「の」を世界へ!

この「の」世界進出計画に賛同してくださる方や、普及のためのナイスなアイディアなどがある方は、コメントやトラックバックをいただけるとうれしいです。