ジョン・ユデルによる 「スクリーンキャスト」 の紹介記事
Jon Udell (ジョン・ユデル)が、「screencast (スクリーンキャスト)」の紹介記事を書いている。
O'Reilly: What Is Screencasting
http://digitalmedia.oreilly.com/pub/a/oreilly/digitalmedia/2005/11/16/what-is-screencasting.html
「スクリーンキャスト」とは、PC上でのブラウザやソフトウェアの操作などを動画で記録したもののこと。
「ポッドキャスト」にインスパイアされて生まれた造語。
以下、その3ページにわたる充実した記事の冒頭部分を訳してみました。
---
スクリーンキャスティングとは何か
ジョン・ユデル
11/16/2005
スクリーンキャスティング
スクリーンキャストとは、ある種のデジタルムービーのことだ。そこでは、舞台の一部または全体がコンピュータのスクリーンになっていて、スクリーンの上で起きている動作を説明する音声のナレーションがついている。それは特に新しいアイディアというわけではない。スクリーンキャスターが使う、動画キャプチャや編集、ファイル圧縮などのツールは、商用ソフトウェア製品の販売促進や、その製品を使う人のトレーニングなどに、以前から使われてきた。新しい側面は、Wikipediaやdel.icio.us、コンテンツのリミックスなど、ソフトウェア・ベースのカルチャーについてストーリーを語るようなドキュメンタリー・フィルムが登場してきたということだ。メディアのこのような使用法と、軽量なソフトウェアのデモという新種が結びついて、人々の発案によって「スクリーンキャスト」という新語が生まれたのだ。
この記事の内容
1. スクリーンキャストのジャンル
2. スクリーンキャストのツール
3. スクリーンキャストの作り方
4. スクリーンキャストの編集方法
5. スクリーンキャストの配布方法
6. スクリーンキャストの未来
---
以下がそれに対応した原文の冒頭部分。
What Is Screencasting
by Jon Udell
11/16/2005
Screencasting
A screencast is a digital movie in which the setting is partly or wholly a computer screen, and in which audio narration describes the on-screen action. It's not a new idea. The screencaster's tools—for video capture, editing, and production of compressed files—have long been used to market software products, and to train people in the use of those products. What's new is the emergence of a genre of documentary filmmaking that tells stories about software-based cultures like Wikipedia, del.icio.us, and content remixing. These uses of the medium, along with a new breed of lightweight software demonstrations, inspired the collaborative coining of a new term, screencast.
In This Article:
1. Screencast Genres
2. Screencasting Tools
3. How to Make a Screencast
4. How to Edit a Screencast
5. How to Deliver a Screencast
6. Screencasting Futures
---
続きはぜひ、原文で読んでみてください。
原文には、実際のスクリーンキャスト(ムービー)へのリンクもたくさんあります。
とりあえず何かすぐに見たいという人には、これがオススメ。
Wikipediaの「Heavy metal umlaut」ページの変遷を記録したムービー(Flash、約8.5分)
http://weblog.infoworld.com/udell/gems/umlaut.html
なお、「スクリーンキャスト(screencast)」がそのような動画のことで、「スクリーンキャスティング(screencasting)」は、それを作る行為・活動のことです(blogとblogging、podcastとpodcastingの違いと同じ)。
ちなみに、ジョン・ユデルはティム・オライリーさえ一目置く、有名なビジョナリー(Visionary)(予言者、未来が見えている人)の1人です。彼自身も開発者で、ティム・オライリーに比べると技術の詳細に踏み込んで、より細かいトレンドを語れるという意味では、「ギーク・ビジョナリー」とでも言えそうな人。
ネタ元 :
Jon Udell - Screencasting's one-year anniversary
http://weblog.infoworld.com/udell/2005/11/18.html#a1341
関連エントリ :
Wikiページ「Heavy metal umlaut」の変遷を記録したscreencastムービー
http://mojix.org/2005/02/11/004236
AmazonからTim O'Reilly, Jon Udellを経由してZopeへ
http://mojix.org/2004/01/04/093518
CNET Japan 「オライリーのインターネットOS論」
http://mojix.org/2004/01/20/120400
O'Reilly: What Is Screencasting
http://digitalmedia.oreilly.com/pub/a/oreilly/digitalmedia/2005/11/16/what-is-screencasting.html
「スクリーンキャスト」とは、PC上でのブラウザやソフトウェアの操作などを動画で記録したもののこと。
「ポッドキャスト」にインスパイアされて生まれた造語。
以下、その3ページにわたる充実した記事の冒頭部分を訳してみました。
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スクリーンキャスティングとは何か
ジョン・ユデル
11/16/2005
スクリーンキャスティング
スクリーンキャストとは、ある種のデジタルムービーのことだ。そこでは、舞台の一部または全体がコンピュータのスクリーンになっていて、スクリーンの上で起きている動作を説明する音声のナレーションがついている。それは特に新しいアイディアというわけではない。スクリーンキャスターが使う、動画キャプチャや編集、ファイル圧縮などのツールは、商用ソフトウェア製品の販売促進や、その製品を使う人のトレーニングなどに、以前から使われてきた。新しい側面は、Wikipediaやdel.icio.us、コンテンツのリミックスなど、ソフトウェア・ベースのカルチャーについてストーリーを語るようなドキュメンタリー・フィルムが登場してきたということだ。メディアのこのような使用法と、軽量なソフトウェアのデモという新種が結びついて、人々の発案によって「スクリーンキャスト」という新語が生まれたのだ。
この記事の内容
1. スクリーンキャストのジャンル
2. スクリーンキャストのツール
3. スクリーンキャストの作り方
4. スクリーンキャストの編集方法
5. スクリーンキャストの配布方法
6. スクリーンキャストの未来
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以下がそれに対応した原文の冒頭部分。
What Is Screencasting
by Jon Udell
11/16/2005
Screencasting
A screencast is a digital movie in which the setting is partly or wholly a computer screen, and in which audio narration describes the on-screen action. It's not a new idea. The screencaster's tools—for video capture, editing, and production of compressed files—have long been used to market software products, and to train people in the use of those products. What's new is the emergence of a genre of documentary filmmaking that tells stories about software-based cultures like Wikipedia, del.icio.us, and content remixing. These uses of the medium, along with a new breed of lightweight software demonstrations, inspired the collaborative coining of a new term, screencast.
In This Article:
1. Screencast Genres
2. Screencasting Tools
3. How to Make a Screencast
4. How to Edit a Screencast
5. How to Deliver a Screencast
6. Screencasting Futures
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続きはぜひ、原文で読んでみてください。
原文には、実際のスクリーンキャスト(ムービー)へのリンクもたくさんあります。
とりあえず何かすぐに見たいという人には、これがオススメ。
Wikipediaの「Heavy metal umlaut」ページの変遷を記録したムービー(Flash、約8.5分)
http://weblog.infoworld.com/udell/gems/umlaut.html
なお、「スクリーンキャスト(screencast)」がそのような動画のことで、「スクリーンキャスティング(screencasting)」は、それを作る行為・活動のことです(blogとblogging、podcastとpodcastingの違いと同じ)。
ちなみに、ジョン・ユデルはティム・オライリーさえ一目置く、有名なビジョナリー(Visionary)(予言者、未来が見えている人)の1人です。彼自身も開発者で、ティム・オライリーに比べると技術の詳細に踏み込んで、より細かいトレンドを語れるという意味では、「ギーク・ビジョナリー」とでも言えそうな人。
ネタ元 :
Jon Udell - Screencasting's one-year anniversary
http://weblog.infoworld.com/udell/2005/11/18.html#a1341
関連エントリ :
Wikiページ「Heavy metal umlaut」の変遷を記録したscreencastムービー
http://mojix.org/2005/02/11/004236
AmazonからTim O'Reilly, Jon Udellを経由してZopeへ
http://mojix.org/2004/01/04/093518
CNET Japan 「オライリーのインターネットOS論」
http://mojix.org/2004/01/20/120400