2008.04.03
新詳地理資料
今日、渋谷の紀伊国屋書店に行ったら、参考書コーナーに『新詳地理資料』(帝国書院)の2008年版がついに並んでいた。



新詳地理資料COMPLETE 2008
B5判 240ページ(別冊32ページ 地形図・白地図ワーク付き) 定価920円(本体価格876円)
http://www.teikokushoin.co.jp/materials/supplementary/index05.html

帝国書院のサイトでこの2008年版が出たのを知って以来、ときどき店頭をチェックしていたのだが、ようやくゲットできた。

新詳地理資料』は、高校の地理で使われる副読本の資料。世界の地形や気候、農業、工業、文化などが豊富な写真と図表で解説されており、B5版の200ページ以上が全てオールカラーで、たった900円程度という新書並みの値段だ。

私は去年、参考書コーナーでこれの2007年版に出会っていらい大ファンになり、以前紹介した『データブック・オブ・ザ・ワールド』(二宮書店)に加えて、毎年の新版が楽しみな資料になった。

大きな本屋にいけば、時事コーナーあたりに、世界地図に時事的な解説を混ぜたような大人向けの地図帳がよく置いてあり、「これで世界のニュースがよくわかる」みたいな売り文句が書いてある。私は基本的にはそういうものが好きなのだが、どうもしっくり来るものがないなあと思っていたところに、高校の参考書コーナーでこの『新詳地理資料』と出会い、その充実ぶりと驚くべき安さに衝撃を受けた。

この『新詳地理資料』はどこを開いても面白く、地図が好きな人はもちろん、テレビで外国の街の様子や、アフリカなどの自然を見るとワクワクするような人、いろんな国の主な産業や特産物に興味があるような人なら、いつまで見ていても飽きないと思う。

巻末の「世界の農産物」「世界の家畜」「世界の鉱産物」だけでも、一見の価値がある。こういうものがカラー写真でまとめて載っている本って、あまり見たことがない。
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