2008.10.31
卓上の電子カレンダーが欲しい
今日で10月も終わりだ。今年も、あっというまに年末が近づいてきた。

年末が近づいてくると、ハンズとかロフトといった店では、来年の手帳やカレンダーを売り始める。それを見て、「ああ、もう年末なんだなあ」と感じる。

年末になると、私は来年の卓上カレンダーを買うのだが、これが毎年ちょっとしたストレスだ。とにかく、希望にピッタリ合うものがない。私が重視するのは「デザイン」と「書き込みのしやすさ」の2点なのだが、毎年どこを探しても、「これはいい!」というレベルのものにめぐりあった試しがない。

いっそのこと、自分で作ろうと思ったことも何度かあるのだが、そこまで時間や労力をかけるまでに至らず、毎年「まあこれで妥協するか‥」といった感じで、既製品を買ってしまっている。

こんなふうに納得できないうえに、カレンダーは毎年買い換えなければいけないので、実にもったいない。書き込みのことを考えなければ、曜日を自分で設定して毎年使える、万年カレンダーみたいなものもあるにはある。しかし私の場合、1か月のカレンダーが見渡せて、かつ書き込みができるものでないとダメなのだ。

こんな私のように、既製品のカレンダーに納得できず、毎年モヤモヤしながらカレンダーを買っていて、しかしカレンダーを完全自作するほどの根性はない、という人はけっこういるのではないか。カレンダーは部屋やオフィスにずっと置かれて、毎日何度も目にするものだから、すごく重要なはずだ。重要だから、こだわりたいのだ。

もし卓上の「電子カレンダー」みたいなものがあって、PCにUSBとかでつないで自由にカスタマイズできたら、どんなにいいだろう。もちろん無線LANで設定できればもっといい。Chumbyみたいにネット端末にもなれば、可能性は大きくひろがりそうだ。

卓上カレンダーはおそらく世界じゅうで使われているだろうし、店でたくさん売っているのを見ても、かなりのマーケットであることが想像できる。オフィスで机に向かって仕事をしている人ならば、それなりの割合で卓上カレンダーが置いてあるのではないか。

卓上の「電子カレンダー」は、PCのアプリケーションとかガジェット・ウィジェットの類ではなく、ましてやブラウザで見るWebアプリでもなく、PCの外側に、ちゃんと「卓上カレンダー」として存在すべきだ。時計と同じで、見たいときに「ちらっと見る」ことができる、という存在感が重要だと思う。「カレンダー」という磨きぬかれたフォーマットと、その物理的なインターフェイスは、これからもずっと不滅だろう。

無線LANで通信できるようにして、グループウェアと連動するとか、応用はまさに無限大だと思う。どこかで商品開発してくれないだろうか。

私は本当に毎年悩んでいるので、もしそういう商品を知っているとか、ウチで作れます!(ビジネス化を前提に)という方がいましたら、ぜひご連絡ください(mojix @ mojix.org まで)。