2009.01.03
かつて 『FM STATION』 という雑誌があった
ウィキペディア - FM STATION
http://ja.wikipedia.org/wiki/FM_STATION

<ダイヤモンド社から1981年に創刊、隔週で発行されていたFM情報誌。レイアウト等は、1978年に創刊した同社発行の自動車雑誌「CAR and DRIVER」と編集部が同じフロアということもあって近似しており(発行も隔週と同じ)、姉妹誌の関係であった>。

<FM情報誌としては最後発でありながら、競合誌よりはるかに安い定価200円という低価格も手伝ってか、もっとも多くの売り上げを誇っていた(最盛期には40万部を超えていたと言われる)。当時、競合するFM情報誌として「FMレコパル」「FMファン」「週刊FM」があった>。

『FM STATION』は、中学~高校時代の私にとって「教科書」だった雑誌のひとつ。この解説にあるように、当時いちばん売れているFM情報誌で、私はたぶん1981年の創刊号から、数年にわたって買っていた。私はこの雑誌の曲目表を片手に日々エアチェック(FMラジオの録音)しまくり、たくさんの洋楽ヒットチャートやニューウェイヴを学んだ。

<創刊時から1988年まで、当時新進気鋭の鈴木英人のイラストを毎号の表紙に採用し、付録でその表紙のイラストを象ったカセットテープケースのレーベルは特に人気を博した。なお、表紙の作品群は画集にもされ、1984年に「FM STATION ILLUSTRATED」として別冊扱いで刊行された。この画集にもカセットテープケースのレーベルが再び付録として付けられている>。

Yahooオークションに1985年の『FM STATION』が出品されているのを見つけた。

http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g66677648



なつかしい~。この鈴木英人の表紙を見ると、あの頃の感覚がよみがえってくる。

付録のカセットレーベルの画像も載っている。



私はこのカセットレーベルも愛用していた。押入れの中に、このレーベルを使ったカセットがまだたくさんある。

この頃(1980年代中盤)は、日本の音楽リスナーの中に「洋楽志向」がまだ強かった時代。『FM STATION』はそれほど音楽マニア向けでなく、一般向けの雑誌だったが、それでも「洋楽への憧れ」みたいなものが充満していた。上の表紙やカセットレーベルを見ても、その「感じ」が定着しているように思う。


関連エントリ:
YouTubeはジュークボックス ~「80年代前半の洋楽ヒットチャート一発屋」編~
http://mojix.org/2008/05/16/youtube_jukebox_80s_hit