YouTubeはジュークボックス ~「80年代前半の洋楽ヒットチャート一発屋」編~
「YouTubeにとりつかれた」というエントリを書いたのは、2006年の9月だった。
(その翌月、GoogleがYouTubeを買収した)
私はその後も、ほぼ毎日のようにYouTubeを見ている。
私にとってYouTubeは、ほぼ音楽を聴くためのもので、いわば「ジュークボックス」だ。自分が聴きたいと思った曲は、アーティスト名で検索すれば、たいてい入っている。音質が悪くたって、とにかくほぼなんでも聴けるわけだから、なんと素晴らしい時代だろう。
そんなわけで、私がYouTubeで聴いている素晴らしい音楽の数々を紹介するという、安易な企画を思いついた。題して「YouTubeはジュークボックス」。他にブログのネタが浮かばないとき、これをやります。
1回目の今回は、「80年代前半の洋楽ヒットチャート一発屋」編。私が中学・高校のとき夢中で聴いていた80年代前半の洋楽ヒットチャートから、一発屋っぽいアーティストの名曲をいくつか選んでみました。
Michael Sembello - Maniac (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=cxOlKvvLXP8
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大ヒットした映画『フラッシュダンス』(1983)の曲。主題歌のアイリーン・キャラ「What a Feeling」とあわせて大流行した。映画のハイライトシーン、何度見ても感動。
Gazebo - I Like Chopin (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=p-_6J03UCxs
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これもスーパーヒット。当時の「いい女」代表格、小林麻美による「雨音はショパンの調べ」というカバー曲も出た。あとで知ったのだが、ガゼボの曲を作っていたのはPierluigi Giombiniという人で、Natasha King「AM-FM」(1983)というディスコ名曲も手がけた人。
The Motels - Suddenly Last Summer (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=b9Ox-lGm-wA
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半年くらい前、突然この曲が発作的に聴きたくなってレコード屋を探したが、まったく見つからなかった(これが一発屋の宿命だ)。しかしさすがYouTube、ちゃんとあった!それ以来、週に1回はこの曲を聴いている(いい音質バージョン)。解説を読むと、このモーテルズはニューウェイヴ・バンドだったらしい(「ニューウェイヴ」はとにかく広い)。「Remember The Nights」という曲もあった。
Matthew Wilder - Break My Stride (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=TY41o-iZStI
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これもYouTubeで20数年ぶりに聴いた曲。いま聴いても名曲だと思う。解説読むと、その後はソングライター・プロデューサーとして活躍しているようで、うなずける感じ。80年代はこういう絵に描いたようなヒゲの人がけっこういた気がする(70年代のなごりか)。
The Romantics - Talking In Your Sleep (1984)
http://www.youtube.com/watch?v=HwT9ltDBG14
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この横浜銀蝿みたいな髪型・ヤンキールックにもかかわらず、この曲の完成度はまさに古典だ。パンクの様式美で商業ポップを作ったような、このバカっぽいほどの単純さは、いまならダフト・パンク辺りにつながるかも。「One In A Million」もちょいヒットした。
Nik Kershaw - Wouldn't it be good (1984)
http://www.youtube.com/watch?v=fIBzbdo2LjU
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当時の私のヒーローだったニック・カーショウ。いい曲を連発したが、万人好みというにはヒネくれていて個性的、しかし音楽マニアにもウケないという、「ベテラン一発屋」みたいな微妙なポジションだった。「Dancing Girls」、「The Riddle」、「Wide Boy」など、どれを見ても彼の微妙な良さが出ていると思う。
それにしても、YouTubeもすごいが、Wikipediaにはこれらの全アーティストのページだけでなく、曲ごとのページまでほとんどあった!(曲名のところからリンクをはっています)
なんなんだ、その熱意は。
(その翌月、GoogleがYouTubeを買収した)
私はその後も、ほぼ毎日のようにYouTubeを見ている。
私にとってYouTubeは、ほぼ音楽を聴くためのもので、いわば「ジュークボックス」だ。自分が聴きたいと思った曲は、アーティスト名で検索すれば、たいてい入っている。音質が悪くたって、とにかくほぼなんでも聴けるわけだから、なんと素晴らしい時代だろう。
そんなわけで、私がYouTubeで聴いている素晴らしい音楽の数々を紹介するという、安易な企画を思いついた。題して「YouTubeはジュークボックス」。他にブログのネタが浮かばないとき、これをやります。
1回目の今回は、「80年代前半の洋楽ヒットチャート一発屋」編。私が中学・高校のとき夢中で聴いていた80年代前半の洋楽ヒットチャートから、一発屋っぽいアーティストの名曲をいくつか選んでみました。
Michael Sembello - Maniac (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=cxOlKvvLXP8
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大ヒットした映画『フラッシュダンス』(1983)の曲。主題歌のアイリーン・キャラ「What a Feeling」とあわせて大流行した。映画のハイライトシーン、何度見ても感動。
Gazebo - I Like Chopin (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=p-_6J03UCxs
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これもスーパーヒット。当時の「いい女」代表格、小林麻美による「雨音はショパンの調べ」というカバー曲も出た。あとで知ったのだが、ガゼボの曲を作っていたのはPierluigi Giombiniという人で、Natasha King「AM-FM」(1983)というディスコ名曲も手がけた人。
The Motels - Suddenly Last Summer (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=b9Ox-lGm-wA
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半年くらい前、突然この曲が発作的に聴きたくなってレコード屋を探したが、まったく見つからなかった(これが一発屋の宿命だ)。しかしさすがYouTube、ちゃんとあった!それ以来、週に1回はこの曲を聴いている(いい音質バージョン)。解説を読むと、このモーテルズはニューウェイヴ・バンドだったらしい(「ニューウェイヴ」はとにかく広い)。「Remember The Nights」という曲もあった。
Matthew Wilder - Break My Stride (1983)
http://www.youtube.com/watch?v=TY41o-iZStI
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これもYouTubeで20数年ぶりに聴いた曲。いま聴いても名曲だと思う。解説読むと、その後はソングライター・プロデューサーとして活躍しているようで、うなずける感じ。80年代はこういう絵に描いたようなヒゲの人がけっこういた気がする(70年代のなごりか)。
The Romantics - Talking In Your Sleep (1984)
http://www.youtube.com/watch?v=HwT9ltDBG14
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この横浜銀蝿みたいな髪型・ヤンキールックにもかかわらず、この曲の完成度はまさに古典だ。パンクの様式美で商業ポップを作ったような、このバカっぽいほどの単純さは、いまならダフト・パンク辺りにつながるかも。「One In A Million」もちょいヒットした。
Nik Kershaw - Wouldn't it be good (1984)
http://www.youtube.com/watch?v=fIBzbdo2LjU
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当時の私のヒーローだったニック・カーショウ。いい曲を連発したが、万人好みというにはヒネくれていて個性的、しかし音楽マニアにもウケないという、「ベテラン一発屋」みたいな微妙なポジションだった。「Dancing Girls」、「The Riddle」、「Wide Boy」など、どれを見ても彼の微妙な良さが出ていると思う。
それにしても、YouTubeもすごいが、Wikipediaにはこれらの全アーティストのページだけでなく、曲ごとのページまでほとんどあった!(曲名のところからリンクをはっています)
なんなんだ、その熱意は。