2009.12.28
カッコいいオペラの序曲
昨年は私にとって「クラシックへの目ざめ」の年で、音楽聴取の半分以上がクラシックになった年だった。今年もその傾向は続いていて、クラシックのCDをたくさん買った。昨年はピアノ曲ばかり聴いていたのだが、今年はオーケストラの曲も普通に聴くようになった。

最近の私にとっての発見は、ビゼーの『カルメン』だ。私の場合、小学校の運動会などでさんざん耳にしている曲で、一般的にもかなり知られている曲だろう(たぶん聴けばわかります)。運動会で使うような曲を大マジメに聴くことになろうとは、われながら驚きだが、これが本当に素晴らしいのだ。私は『カルメン』をいまごろ発見し、夢中になっているといってもいい。


ジョルジュ・ビゼー(1838-1875 フランスの作曲家)

この『カルメン』発見がブレイクスルーになって、オペラの面白さが急にわかりかけてきた。これまでの私は生まれてこのかた、オペラというものに興味を持ったことは一度もなかった。昨年からレコード屋のクラシック売り場に通う頻度が増えてきたが、それでもオペラ売り場だけは完全スルーだったのだ。

しかし今の私は、ほとんどどんなオペラを聴いても面白いと感じる。自分の中で「オペラのスイッチが入った」ような状態なのだ。

そんな感じで、オペラに対して気持ちだけはすごく前のめりになっている割には、知識はほとんどない私にちょうどいいものを見つけた。

YouTube - The Most Beautiful Opera Overtures
http://www.youtube.com/watch?v=Vqi4C36AaTw

モーツァルト、ベートーヴェン、ロッシーニ、ワーグナー、ヴェルディなどのオペラから、カッコいい序曲を17曲、30秒くらいずつ拾って10分にしたもの。これはいい。ビゼーの『カルメン』も入っている。

曲目:
1) Mozart: The Marriage of Figaro.
2) Mozart: The Abduction from the Seraglio.
3) Mozart: The Magic Flute.
4) Mozart: Don Giovanni.
5) Beethoven: Fidelio.
6) Rossini: William Tell.
7) Rossini: La Gazza Ladra.
8) Rossini: The Barber of Seville.
9) Rossini: Semiramide.
10) Rossini: L'italiana in Algeri.
11) Wagner: The Mastersingers of Nuremberg.
12) Wagner: Tannhäuser.
13) Wagner: Lohengrin.
14) Offenbach: Orpheus in the Underworld.
15) Bizet: Carmen.
16) Verdi: Nabucco.
17) Verdi: La Traviata.

これに限らず、YouTubeには言うまでもなくクラシックが山ほどあり、私のようなクラシック入門者には便利なことこの上ない。YouTubeみたいなものがあるとCDが売れなくなる、といった議論をしばしば聞くが、まったくナンセンスだと思う。むしろYouTubeのおかげで、私はクラシックにどんどんハマっていき、ますます大量にCDを買うようになっている。


関連:
CARMEN Prelude by Bizet Berlin Philharmonic Abbado
http://www.youtube.com/watch?v=SP4k55L9GgA
The Most Beautiful Opera Overtures
http://www.youtube.com/watch?v=Vqi4C36AaTw
Georges BIZET: Carmen & L'Arlésienne Suites - STOKOWSKI
http://www.youtube.com/watch?v=6-lEsXVAjas