2011.03.05
世界のナベアツが落語家に転身 こんなことはなかなかできるものではない
asahi.com - 世界のナベアツさん、落語家転身 桂三枝さんに弟子入り(2011年3月2日11時32分)
http://www.asahi.com/culture/update/0302/OSK201103020046.html

<お笑いタレントとして活動している世界のナベアツさん(41)が上方落語協会会長の桂三枝さん(67)に弟子入りを許され、落語家に転身することを2日、明らかにした。三枝さんによると、当面は従来の活動を続けさせるが、秋ごろからは大阪で本格的に修業させるという>。


師匠となる落語家の桂三枝さん(左)から色紙をプレゼントされる世界のナベアツさん=2日午前、東京都品川区、長島一浩撮影

<ナベアツさんは「以前から落語家になりたいという気持ちは持っていました。思いが爆発しました」と説明した。三枝門下では18番目の弟子という立場。三枝さんは「プライドを捨てないといけない、大変なこともあると思います。新しい落語を作っていってくれるんじゃないかと期待しています」と話した。
 ナベアツさんは滋賀県出身で、20年前にお笑いコンビ・ジャリズムでデビュー。構成作家でもあり、「3の倍数と3のつく数字の時だけアホになります」のネタでピン芸人として一躍人気者になった>。

ここまで地位を確立した人が、それを投げうって、41歳であたらしい道に入るというのはすごい。

桂三枝の18番目の弟子というのは、要するにいちばん「下っ端」の新入りであり、会社でいえば新入社員みたいなものだろう。ほとんどゼロからの再出発だ。

もともと落語が好きだったらしいが、それでも、こんなことはなかなかできるものではない。

私は落語はまったくわからないが、世界のナベアツの落語なら、聴いてみたいと思う。そして、世界のナベアツがここまでして落語をやりたいと思うのだから、落語というのはきっと奥深い世界なのだろう。


関連:
ウィキペディア - 落語
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E8%AA%9E

関連エントリ:
世界のナベアツと『GOLDEN LUCKY』
http://mojix.org/2008/04/27/nabeatsu_golden_lucky