2011.03.20
平安時代、畳は板の上に置かれ、クッションのように使われていた
ウィキペディア - 畳
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B3

<畳は、世界に類がない日本固有の文化である。現代の畳に近づくのは平安時代に入ってからであり、厚みが加わるとともに大きさの規格化が進められている。延喜式では、階級により大きさや縁の色が定められている。平安時代までは板床に敷くクッションの一種の様な感覚で使われていたが、室町時代に入ると、書院造の登場によって部屋全体に畳が敷かれる様式があらわれ、茶道の拡大に伴い、正座と共に普及していった。江戸時代に入ると、畳そのものが重要な建築物の要素として見なされるようになり、城や屋敷の改修工事を司る役職として畳奉行が任命される例も見られた>。


畳が敷かれた部屋。高木家住宅(奈良県橿原市)

<最近は生活の洋風化に伴い畳を敷き詰めるのではなく、平安時代のようにクッションとして1枚から数枚程度板間に置く、という形が復活しつつある>。

平安時代までは、<板床に敷くクッションの一種の様な感覚で使われていた>というのがおもしろい。

畳が部屋全体に敷きつめられるようになったのは、書院造が登場した室町時代だとある。

もともと板の間のところに畳を置くというのは、日本好きなガイジンとかがやりそうな日本趣味かと思っていたが、なんと平安時代にはそれが普通だったのだ。


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