2011.04.13
山田一雄の個性的すぎる指揮姿は一見の価値あり
ウィキペディア - 山田一雄
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1..

<山田 一雄(やまだ かずお、1912年10月19日 - 1991年8月13日。本名、和雄。和男、夏精(かせい)を経て1968年に一雄と改名。)は、「ヤマカズさん」の愛称で親しまれ、朝比奈隆らと並んで日本のクラシック音楽界を支えた指揮者であり、作曲家である>。

<山田の指揮スタイルはかなり個性的であり、晩年になっても変わらなかった。例えばベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第一楽章を指揮棒を激しく振るわせて指揮した。指揮台でジャンプすることでも有名で、若い頃は数十センチほど飛び上がることができた。ジャンプに失敗して舞台下まで転げ落ち、指揮をしながら這い上がってきたという伝説もある(NHK交響楽団の名古屋公演で「レオノーレ序曲第3番」を指揮した際の出来事だといい、自伝「一音百態」で委細を語っている)>。

いまはいい時代だ。山田一雄が指揮する姿を、YouTubeですぐに見ることができる。

YouTube - Mozart Symphony No.41 Kazuo Yamada NHKso 4th mov
http://www.youtube.com/watch?v=1l2HQdZuV3U





音楽は最高なのだが、この山田一雄の指揮姿には、どうしても笑ってしまう。

おそらく熱狂のあまり忘我の境地に入っていて、その結果として、普通じゃない動きになっているのだろう。岡本太郎の爆発感と、昔の竹中直人の動きが合体したような、強烈なパフォーマンスになっている。

ウィキペディアの解説にもあるように、この爆発スタイルは昔からのものらしい。若い頃の映像でも、やはり爆発している。

YouTube - 日本の巨匠③渡邉暁雄・山田一雄
http://www.youtube.com/watch?v=EnQigN6VGI4



山田一雄は3分過ぎから出てきて、若い頃の指揮姿が見れる。後半は晩年の姿で、年老いても爆発スタイルのままである。

山田一雄は指揮者としてだけでなく、パフォーマー、エンターテイナーとしても再評価されるべきだと思う。これほど「見ていて面白い指揮者」は、まずいないだろう。


関連エントリ:
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http://mojix.org/2010/12/25/mozart-symphony-41
ストラヴィンスキーが1959年の来日時に『火の鳥』を自演した動画
http://mojix.org/2010/01/19/stravinsky_japan