ウィキペディアの「先延ばし」ページがすごい
ウィキペディア - 先延ばし
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88..
<先延ばし(英: procrastination)は、するべき行動を遅らせることで事態が悪くなると予想される場合ですら、合理的理由無く意図して遅らせる態度、振る舞いのことである。英訳のProcrastinationからPCN症候群ともいう>。
<この振る舞いは社会全体のどこにでも存在し、誰にでも問題の解決をある程度引き延ばすことはあるが、慢性的にそうした行動を取ることにより顕著な遅延を示す人間がおり心理学の解析対象となっている。先延ばしする人は、するべき行動に背を向け別のより愉快な活動を好むことが多い>。
<典型的な遅延は、期待される行動に苦痛あるいは不快、すなわちストレスが伴う場合引き起こされる。 これは重労働や厳しい練習で経験されたような肉体的なストレスのこともあるし、あるいはフラストレーションや不安等の心理的ストレスのこともある>。
このような出だしで、「先延ばし」について、ものすごく詳しく解説されている。心理学の解析対象にもなっているとは知らなかった。
冒頭に<この記事には「独自研究」に基づいた記述が含まれているおそれがあります>という注意がつけられているが、たしかにちょっと詳しすぎる。しかし、ウィキペディアのこういう「独自研究」は、私はけっこう好きだ(「ウィキペディアの「廃藩置県」ページがおもしろい」、「ウィキペディアの「ニューミュージック」の解説は面白い」、「ウィキペディアの「アメリカ横断ウルトラクイズ」の解説が詳しすぎる」など)。
とにかく長大な解説で、目次だけ取り出してみても、これだけある。
* 1 先延ばしの特徴
o 1.1 誤判断としての先延ばし
+ 1.1.1 誤判断と怠惰
+ 1.1.2 誤判断とレジャー
o 1.2 注意散漫としての先延ばし
o 1.3 恐怖症としての先延ばし
o 1.4 悪習としての先延ばし
o 1.5 複合様式としての先延ばし
o 1.6 病気としての先延ばし
* 2 先延ばしの原因
* 3 先延ばしを克服する
o 3.1 感情のコントロールの改善
+ 3.1.1 態度の調整
+ 3.1.2 ストレスへの耐性を高める
+ 3.1.3 気分のコントロールを強化する
o 3.2 思考を改善する
+ 3.2.1 注意力を増やす
+ 3.2.2 合理的に考える
+ 3.2.3 問題解決の技能を向上させる
o 3.3 自己管理技能を獲得する
+ 3.3.1 スケジューリング
+ 3.3.2 タスクを一般的なやることリストに織り込む
+ 3.3.3 タスクに優先順位をつける
+ 3.3.4 日々のタスクリストを作る
+ 3.3.5 日誌をつける
o 3.4 習慣を変える
+ 3.4.1 21日の法則
+ 3.4.2 変えるべき習慣を特定する
+ 3.4.3 替わりとなる習慣を学ぶ
+ 3.4.4 依存を止める
o 3.5 問題解決の技能
+ 3.5.1 気分からさっさと抜け出す
+ 3.5.2 視野を保つ
+ 3.5.3 プレッシャーを受けても冷静に
+ 3.5.4 常にタスクリストを意識する
+ 3.5.5 一度に一つのタスクに集中する
+ 3.5.6 不確実性を取り除く
+ 3.5.7 分割して処置する
+ 3.5.8 課題に慣れる
+ 3.5.9 利益が減少する点で止める
+ 3.5.10 フィードバックと記録
+ 3.5.11 休憩を計画する
+ 3.5.12 自分に報酬を与える
+ 3.5.13 相互支援を求める
* 4 関連項目
* 5 脚注
* 6 参考文献
私は「先延ばし」の常習犯なので、思い当たる点がたくさんあり、読んでいて耳が痛い感じだ。
しかし、「先延ばし」を克服するために、これほど多方面から、マジメに取り組むことができる人であれば、そもそも「先延ばし」はしないような気もする(笑)。
「自己管理技能を獲得する」や「問題解決の技能」のあたりは、いわゆる「ライフハック」的なものとも重なっている。「一度に一つのタスクに集中する」、「分割して処置する」、「休憩を計画する」といったものは、普遍的に役に立つ考え方だろう。
関連エントリ:
The best is the enemy of the good
http://mojix.org//2009/03/30/best_is_the_enemy
フィッシュリ&ヴァイスの 「How To Work Better」 (うまく仕事する方法)
http://mojix.org/2008/07/29/how_to_work_better
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88..
<先延ばし(英: procrastination)は、するべき行動を遅らせることで事態が悪くなると予想される場合ですら、合理的理由無く意図して遅らせる態度、振る舞いのことである。英訳のProcrastinationからPCN症候群ともいう>。
<この振る舞いは社会全体のどこにでも存在し、誰にでも問題の解決をある程度引き延ばすことはあるが、慢性的にそうした行動を取ることにより顕著な遅延を示す人間がおり心理学の解析対象となっている。先延ばしする人は、するべき行動に背を向け別のより愉快な活動を好むことが多い>。
<典型的な遅延は、期待される行動に苦痛あるいは不快、すなわちストレスが伴う場合引き起こされる。 これは重労働や厳しい練習で経験されたような肉体的なストレスのこともあるし、あるいはフラストレーションや不安等の心理的ストレスのこともある>。
このような出だしで、「先延ばし」について、ものすごく詳しく解説されている。心理学の解析対象にもなっているとは知らなかった。
冒頭に<この記事には「独自研究」に基づいた記述が含まれているおそれがあります>という注意がつけられているが、たしかにちょっと詳しすぎる。しかし、ウィキペディアのこういう「独自研究」は、私はけっこう好きだ(「ウィキペディアの「廃藩置県」ページがおもしろい」、「ウィキペディアの「ニューミュージック」の解説は面白い」、「ウィキペディアの「アメリカ横断ウルトラクイズ」の解説が詳しすぎる」など)。
とにかく長大な解説で、目次だけ取り出してみても、これだけある。
* 1 先延ばしの特徴
o 1.1 誤判断としての先延ばし
+ 1.1.1 誤判断と怠惰
+ 1.1.2 誤判断とレジャー
o 1.2 注意散漫としての先延ばし
o 1.3 恐怖症としての先延ばし
o 1.4 悪習としての先延ばし
o 1.5 複合様式としての先延ばし
o 1.6 病気としての先延ばし
* 2 先延ばしの原因
* 3 先延ばしを克服する
o 3.1 感情のコントロールの改善
+ 3.1.1 態度の調整
+ 3.1.2 ストレスへの耐性を高める
+ 3.1.3 気分のコントロールを強化する
o 3.2 思考を改善する
+ 3.2.1 注意力を増やす
+ 3.2.2 合理的に考える
+ 3.2.3 問題解決の技能を向上させる
o 3.3 自己管理技能を獲得する
+ 3.3.1 スケジューリング
+ 3.3.2 タスクを一般的なやることリストに織り込む
+ 3.3.3 タスクに優先順位をつける
+ 3.3.4 日々のタスクリストを作る
+ 3.3.5 日誌をつける
o 3.4 習慣を変える
+ 3.4.1 21日の法則
+ 3.4.2 変えるべき習慣を特定する
+ 3.4.3 替わりとなる習慣を学ぶ
+ 3.4.4 依存を止める
o 3.5 問題解決の技能
+ 3.5.1 気分からさっさと抜け出す
+ 3.5.2 視野を保つ
+ 3.5.3 プレッシャーを受けても冷静に
+ 3.5.4 常にタスクリストを意識する
+ 3.5.5 一度に一つのタスクに集中する
+ 3.5.6 不確実性を取り除く
+ 3.5.7 分割して処置する
+ 3.5.8 課題に慣れる
+ 3.5.9 利益が減少する点で止める
+ 3.5.10 フィードバックと記録
+ 3.5.11 休憩を計画する
+ 3.5.12 自分に報酬を与える
+ 3.5.13 相互支援を求める
* 4 関連項目
* 5 脚注
* 6 参考文献
私は「先延ばし」の常習犯なので、思い当たる点がたくさんあり、読んでいて耳が痛い感じだ。
しかし、「先延ばし」を克服するために、これほど多方面から、マジメに取り組むことができる人であれば、そもそも「先延ばし」はしないような気もする(笑)。
「自己管理技能を獲得する」や「問題解決の技能」のあたりは、いわゆる「ライフハック」的なものとも重なっている。「一度に一つのタスクに集中する」、「分割して処置する」、「休憩を計画する」といったものは、普遍的に役に立つ考え方だろう。
関連エントリ:
The best is the enemy of the good
http://mojix.org//2009/03/30/best_is_the_enemy
フィッシュリ&ヴァイスの 「How To Work Better」 (うまく仕事する方法)
http://mojix.org/2008/07/29/how_to_work_better