2011.06.29
名文「クラブイベントに疲れた」
はてな匿名ダイアリー - クラブイベントに疲れた(2011-06-24)
http://anond.hatelabo.jp/20110624020925

<趣味で定期的にDJイベント主催している。
 最初は、やりたいことが形になって、友達の輪が広がって、よい音楽にふれられる機会がふえて、憧れていたDJが自分のイベントにでてくれてとにかく楽しかった。
 そのうち、色んなイベントにDJとして呼ばれる機会が増えてきた。
 ノルマが付き纏い、自分のイベントの告知をしていかなくちゃいけなくて
 来てくれたDJのイベントに遊びにいって一晩で何件もクラブをハシゴするようになった。
 仕事も週末も忙しくて休むヒマがなかった。
 二日酔いで会社にいった。
 クラブに興味がなかった恋人に振られた。
 一緒にイベントしている仲間内でも「告知をする人」と「ほとんどしない人」がでてきた。
 あくま趣味なのでそこまできつく言う事もできずせめて自分が動いてるのを見て動く気になってほしいと思いながら動いた。
 それでも動かない人は何かと理由をつけて動かなかった。
 ふらふらで明け方、山手線寝過ごして何周もしながら何をやってるのかよくわからなくなった。
 好きなことなのに疲れてしまった。
 そもそも好きだったのかわからなくなってしまった。
 今、クラブはDJが溢れてる。
 お客さんも8割DJでみんなそれぞれのイベントをもっていて
 イベントのために音楽を買いイベントのためにイベントにいくひとが多いのかもしれない。
 どんな有名な人を呼んでいてもそれは周りの友人達を惹きつけるためで
 集まるのはせいぜい出演DJの友達の友達の友達のDJ。
 結局内輪でDJ無限ループ。
 行けばそれなりに楽しめるけど、最後に残るものがみつからない。
 音楽がずっと好きで、かっこいいプレイをしていたDJに憧れていただけなのに。
 明け方のダンスフロアで生まれる不思議な一体感に憧れていただけなのに。
 いつの間にか音楽が目的でなくなっている。
 なにがしたいのかがわからなくなっている>。

すばらしい文章。思いがよく伝わってくる。

こういうのはクラブイベントに限らない、普遍的な話だろう。

自分の好きなことを、受け手ではなく発信側としてやっていくと、こういう苦しみはそれなりにあると思う。

仕事ではなく趣味ということで、矛盾が生じているのもありそうだ。趣味というものは、熱心になればなるほど、多くの時間やお金を使うので、生活が矛盾してくるところがある。


関連エントリ:
好きなことは仕事にすべし
http://mojix.org/2005/01/06/234745
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