2012.08.24
シャープの社名は「シャープペンシル」から来ている
ウィキペディア - シャープ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7..


シャープ本社ビル

<1912年、早川徳次が東京で創業。徳尾錠というベルトのバックルの発明が始まり。1915年、金属製繰出鉛筆(早川式繰出鉛筆)を発明。販売開始後、商品名をエバー・レディ・シャープ・ペンシルに変えた。米国で爆発的にヒット。現在の社名はこれに由来する>。

<1923年に関東大震災によりシャープペンシル工場を焼失する。家族もすべて失い、大阪へ移り再起を図った。1925年に鉱石ラジオをシャープの名前で発売>。

ウィキペディア - シャープペンシル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7..

<シャープペンシル(米: mechanical pencil)は黒鉛の芯を随時補充可能な機械式筆記具。鉛筆の代替品として広く用いられる>。


シャープペンシル

<名前は、現在のシャープの社名の語源にもなっている(詳細は後述)。口語では「シャーペン」という呼称が広く定着しており、一部に「シャープペン」、「シャープ」と呼ばれることもある>。

なんと、シャープの社名はシャープペンシルに由来しているそうだ。おそらく有名な話なのだろうが、私はいまのいままで知らなかった。

シャープを1912年(ちょうど100年前だ)に創業した早川徳次が、1915年に「早川式繰出鉛筆」を発明。これがのちに「シャープペンシル」になったとのこと。シャーペンの「シャープ」は、会社の「シャープ」と同じだったのだ。

シャープペンシルは、英語では「mechanical pencil」と言うそうだ。「メカニカル・ペンシル」って長くて言いにくいし、「機械式鉛筆」という意味もそのまんまで、あまりおもしろくない。日本の「シャーペン」という呼び名のほうがはるかにいい。日本語は新語を作りやすく、「シャーペン」も日本語の柔軟性を示す一例だろう。

ちなみに、私が子供の頃(30年以上前)は「シャーペン」ではなく、「シャープ」のほうが一般的な呼び名だったと思う。いつ頃から「シャーペン」が広まり、定着したのだろうか。


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