2012.12.11
1円玉と5円玉、なくしたら?
赤と黒 - 1円玉と5円玉をなくしちゃうというアイデア(2012/8/15)
http://www.rossoneri.jp/2012/08/15_211389.php

<幼い頃、細かい硬貨を数えていた母がポツリと「もう1円なんてなくなればいいのにねぇ」とつぶやいていたのをふと思い出した。最近、これはもしかしたらとても進んだ経済概念なのではないかと思えてきた>。

<1円や5円の製造にかかる(金銭的・時間的な)コストはいかほどだろう。正確な数字は出せないが、鋳造、輸送、両替、レジでお釣りを渡す時間…… なかなかのものだ>。

<どれほどの(逆含め)効果があるのかまったく未知数だけども、うまく行けばうまく行きそうな気もしないではない。少なくとも「損する人が誰もいなそう」という意味で、優れた施策な感じがする>。

1円玉と5円玉をなくしてしまって、値段は全部10円単位にしてしまえばいいのではないか、というアイディア。たしかに、これでレジの時間は大幅に短縮できそうだし、サイフもかさばらない。

これにまず反対しそうなのは、「98円」とか「198円」といった値づけが多い、スーパーではないだろうか。「98円」「198円」だったのが、「100円」「200円」になってしまうと、値上げした印象になるので、「90円」「190円」にせざるをえない。しかし、これだと安くしすぎることになるし、「90円」「190円」という数字も、微妙にハンパな感じだ。やはり、スーパーの値段は「98円」とか「198円」でないと、何か落ち着かない。

いまは消費税が5%というのも、10円未満をなくすわけにいかない理由のひとつだろう。消費税が10%になったら、10円単位の値づけが一般的になるだろうから、そのときはいよいよ、このアイディアを検討する価値があるかもしれない。

時間は貴重である。こういうふうに時間を節約できるアイディアは、発想を自由にして、もっと考えてみてもよさそうだ。


Update(2012/12/12):
消費税が10%になっても、税抜の定価が380円のような値段なら、消費税は38円になってしまうので、やっぱり10円未満が出てくるな。バカか私は。このアイディア、やっぱりダメかも(笑)