2012.12.13
ふわふわ電気自動車「アイセーブ」 ボディーがスポンジ、公道も走れる
朝日新聞デジタル - スポンジぎっしり、ふわふわEV 「衝突しても元通り」(2012年11月16日)
http://www.asahi.com/eco/ecocar/OSK201211150064.html

<衝撃を吸収するスポンジ袋をボディーにした電気自動車(EV)が15日、発売された。開発した広島大学発のベンチャー企業・ヒューマニクス(広島市南区)が広島市内で発表会を開き、「何度ぶつけても車体が元に戻る」という性能をアピールした>。


スポンジ袋が取り付けられた電気自動車。ぶつかった人も痛くないという=15日午前、広島市中区、小玉重隆撮影

<EVの名前は「iSAVE YOU(アイセーブユー)」。マツダOBの技術者らの協力を得て、ヒューマニクスと県内の中小企業が約4年かけてつくった>。

ボディーがスポンジなので、ぶつけても元に戻る(笑)という電気自動車(EV)。これはおもしろい。

<三輪で最高時速は50キロ。テント生地で作った袋にスポンジを詰め、車の前後左右を覆った。ぶつかっても衝撃が吸収されるため、時速が10キロ程度なら車体に影響はなく、搭乗者もけがをしない。1回の充電で約30キロ走行し、普通免許で公道を走れる>。

<価格は89万円と79万円の2タイプ。電話やホームページ(http://アイセーブ.com/)で注文を受け付け、年間1千台の販売が目標という>。

<同社社長の広島大学大学院・升島努教授(63)は「高齢者や主婦に使ってもらえるのでは」。問い合わせは同社(082・257・5302)>。

高齢者や主婦でも、さすがにこれで公道を走るのは恥ずかしいのでは(笑)。しかし、逆にカッコいい気もする。価格も、電気自動車(EV)にしては安いかもしれない。

アイセーブのサイトに、大きな写真がある。


フロントビュー


リアビュー

けっこういいかもしれない。カワイイかも。こんなのが公道を走っていたら、かなり驚く。

アイセーブ いよいよ2012年モニター販売、12月現車引き渡し開始」というページに、こう書かれている。

<従来の軽自動車より小さい電気自動車「超小型車」のコンセプトが、最近、国から提案されています。実はその概念をずっと前から提案し、その安全性を強く願い先行開発していたのは、私達のアイセーブだったことが、改めてお分かりになることでしょう>。

「超小型車」については以前に採り上げたが、アイセーブはこの「超小型車」のコンセプトを先取りしたものでもあるようだ。

アイセーブはいまの公道を走るよりも、「超小型車」の専用道路を、時速10キロくらいで走るのが合っている気がする。というか、住宅街のような狭い道路は、こういう「超小型車」以外の車両は通行禁止にすべきではないか。狭い道路は、このアイセーブみたいなやつが、時速10キロくらいでタラタラ走っている、というくらいでちょうどいいと思う。


関連:
アイセーブ
http://xn--ccke3e6e9h.com/

関連エントリ:
「超小型車」とは何か
http://mojix.org/2012/07/31/choukogatasha