2013.01.03
「マツモトキヨシ」創業者の松本清は、千葉県松戸市長在任中に「すぐやる課」を作った
ウィキペディア - 松本清
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE..

<松本 清(まつもと きよし、1909年(明治42年)4月24日 - 1973年(昭和48年)5月21日)は、千葉県東葛飾郡湖北村(現・我孫子市)出身の実業家、地方政治家。ドラッグストアチェーン日本最大手の「マツモトキヨシ」の創業者。東葛飾郡小金町議会議員(当時)、千葉県議会議員、松戸市市長を歴任>。

<千葉県松戸市長在任中の1969年に「市役所は『市民に役立つ所・市民にとって役に立つ人がいる所』をモットーに、日本初の即応部門「すぐやる課」を市役所に設置。全国的に報道された。課長の臼井銀次郎を含め課員は二名であった>。

マツモトキヨシ」創業者の松本清は、千葉県松戸市長をつとめ、在任中に「すぐやる課」を作ったとのこと。

自分の名前をそのまま「マツモトキヨシ」という社名にするセンスと、「すぐやる課」というネーミングセンスは、たしかに近いものがある。

<従来の地方行政では、緊急に対応が求められる事態に対しても、何重もの決裁が必要とされてすぐには対応が出来なかった。そこで松本はこの課を市長直属とすることで、機動性を確保しようとしたのである。部署名は“すぐ出来る事はすぐやる”から。この思想は日本各地の市区町村長などに支持され、同名部署や同じ役割の部課が続々とでき、 1975年に全国315の自治体で採用された。なお、“すぐやる課”で対応出来ない件は担当部署に回付、“可及的速やかに”処置する事になっている>。

<コロムビアからすぐやる課を題材にしたレコード『すぐやる課』(歌:仲清史)も発売された。また1977年には、この課にヒントを得て製作されたテレビドラマ『すぐやる一家青春記』がTBS系列にて放送された>。

松本清が松戸市ではじめた「すぐやる課」のコンセプトは、全国315の自治体で採用されるほど広まり、歌やドラマまで登場したとのこと。

「マツモトキヨシ」を創業しただけでなく、松戸市長をつとめ、さらに「すぐやる課」を生み出したとは、まさに偉人である。偉人でありながら、「マツモトキヨシ」や「すぐやる課」といったネーミングにあらわれているように、ユーモアあふれる人だったのだろう。


関連:
ウィキペディア - 松戸市
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE..
ウィキペディア - マツモトキヨシ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E..