2013.02.09
仙台弁ではジャージのことを「ジャス」と呼ぶ
仙台弁では、ジャージのことを「ジャス」と呼ぶらしい。

<宮城県ではジャージーのことをジャスと呼ぶ。特に学校指定運動着のジャージーを指して使われることが多い。また、上下揃いのジャージーのみを表すと言われている>。

この「ジャス」は、「昭和四大方言」のひとつとも言われるのだそうだ。

<俗に名古屋のケッタマシン、鹿児島のラーフル、福井のジャミジャミと共に昭和四大方言とも言われる>。

「ケッタ」(自転車)は聞いたことがあるが、「ラーフル」(黒板消し)、「ジャミジャミ」(テレビのスノーノイズ)は知らなかった。

ここに出ている、「ジャス」を使った仙台弁の例文がすごい。

<例 「イキナリいづいジャスだごだ、ほいなのしゃね」(まったく身体にフィットしていないジャージだ、こんな服着ていられない)>

ほとんど外国語だ(笑)。「イキナリ」は、「とても、超」の意味らしい。「いづい」は「不快感がある、落ち着かない」の意味。私は北海道出身だが、「いづい」は北海道でも、年配の人が使っていた。

仙台弁は、わりと北海道弁に近いみたいだ。「うるかす」「したっけ」「ちょす」「なげる」「めんこい」などは、北海道でも使われていた。地理的にも近いからだろう。

方言、おもしろいなあ。標準語よりも、むしろ生き生きしている。


関連:
ウィキペディア - 日本語の方言
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5..