2013.04.12
「神社(Jinja)」という名前のソフトウェア
「神社(Jinja)」という名前のソフトウェアがある。

Jinja2 (The Python Template Engine)
http://jinja.pocoo.org/



あの神社とは何の関係もなく、単に、ソフトウェアの名前として採用されている。ソフトウェアに「神社(Jinja)」という名前をつけるなんて、ガイジンじゃないと絶対に無理なセンスだろう。

このセンスは、「愛」とか「友」とか書いたTシャツを着ているようなガイジンのセンスに近い。日本が大好きなんだけど、ガイジンなので、その強烈すぎる意味に「たじろがない」わけだ。

このソフトウェアの「神社(Jinja)」は、いまはバージョン2になっていて、「Jinja2(ジンジャツー)」と呼ばれている。「神社」という名前もすごいけど、それが「神社2」になって、さらにワケワカラン名前に進化した。なんだ「神社2」って(笑)。

しかも、これがけっこう有名なソフトウェアなんだからすごい。Jinja2は、Pythonの世界では最もポピュラーなテンプレート言語のひとつなのだ(日本語のウィキペディアにも項目がある)。当ブログのシステムも、このJinja2を使っている。Pythonでウェブ開発をしているプログラマなら、おそらく半分以上がJinja2の名前を知っているだろう。

これほど有名で、世界じゅうで使われているのであれば、その名前が日本の「神社」に由来する、ということを知らずに使っているエンジニアも多いだろう。日本の神社を知らなくても、「ジンジャツー」に親しんでいるわけだ。この状況が、なんともシュールでおもしろい。

オープンソースの世界では、この「神社(Jinja)」のように、ソフトウェアの名前に日本語を採用するパターンをわりと見かける。ソフトウェアの名前ではないが、「ニンジャ(Ninja)」という言い方もわりと普及していて、「ハッカー(達人)」とほぼ同義で使われているようだ。


関連:
ウィキペディア - Jinja
http://ja.wikipedia.org/wiki/Jinja

Update(2013/4/13):
ymotongpooさんより、「本家でなぜ神社なのかちゃんと説明していますよ」との指摘が。サイトを見てみたら、FAQに「The name Jinja was chosen because it’s the name of a Japanese temple and temple and template share a similar pronunciation.」と書いてあった。「テンプル」と「テンプレート」の語呂あわせで、「テンプル」から「神社」になったようだ。