2013.06.12
米政府によるネット個人情報収集「PRISM」 告発者は元CIA職員の29歳、エドワード・スノーデン氏
ITmediaニュース - PRISMの告発者は元CIA職員「私は正しいことをした」──Guardian報道(2013年06月10日 08時16分)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/10/news033.html

<英Guardian紙と米Washington Post紙が先週立て続けに報じた米連邦政府による極秘情報収集に関する情報提供者が名乗り出た。Guardianが6月9日(現地時間)、本人への香港でのインタビュー動画付き記事を公開した>。



<告発者であると名乗り出たのは、米Booz Allen Hamiltonの社員で米国家安全保障局(NSA)に出向していた元米中央情報局(CIA)職員のエドワード・スノーデン氏(29)。Guardianは同氏が提供した裁判所命令の写しを元にNSAによる米Verizonの顧客データ収集について、Washington Postはスライドを元に極秘プログラム「PRISM」について、それぞれ報じた>。

<スノーデン氏はこれらの機密資料を、勤務先のハワイにあるNSAのオフィスから持ちだしたという。同氏はインタビューで、「私は自分が正しいことをしたと確信しており、逃げ隠れするつもりはない」と語った>。

<同氏がGuardianに提供した文書には、「こうすることによって罰せられることは理解している」が、「私の愛する世界を支配する権力の実態を一時的にでも暴露できれば満足だ」というメモが添えられていたという>。

いまネットで大騒ぎになっている、米政府によるネット個人情報の極秘収集プログラム「PRISM」。告発者が名乗り出て、元CIA職員のエドワード・スノーデン氏(29)とのこと。

朝日新聞デジタル - 情報源は元CIA職員 米政府のネット極秘調査巡る報道(2013年6月10日22時45分)
http://www.asahi.com/international/update/0610/TKY201306100326.html


写真:エドワード・スノーデン氏(ガーディアン紙提供)=AFP時事

<【ワシントン=望月洋嗣】米政府がネット上の個人情報を極秘調査していたことなどを報じた英ガーディアン、米ワシントン・ポスト両紙の情報源が、米情報機関の国家安全保障局(NSA)で働く米国人エドワード・スノーデン氏(29)だったことが9日、明らかになった。同氏は身元を公表し、米政府によるプライバシー侵害を問題視し、機密文書の存在を告発したと語った>。

<米情報機関による極秘調査は、テロ防止策の一環としてブッシュ前政権下で始まった。人権重視を掲げるオバマ政権がこうした手法を継承し、拡張したことが明らかになり、米国で大きな議論を呼んでいる>。

<ガーディアン電子版によると、スノーデン氏はNSAと契約するコンサルタント会社の社員で、米中央情報局(CIA)で技術者として働いたこともある。約3週間前までに、ハワイのNSA事務所で米政府の機密文書をコピーして持ち出した。5月20日に香港に渡り、現在も滞在している>。

エドワード・スノーデン氏は29歳とのことで、ほんとうに若い。

若き青年による、まさに命がけの告発だろう。今後の動向から目が離せない。