技術的負債 (TechnicalDebt)
Martin Fowler's Bliki in Japanese : 技術的負債(TechnicalDebt)
http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?TechnicalDebt
<早いけれど汚い解決方法は(ファイナンスの負債と同じく)技術的な負債が発生する>。
これはすごくうまいメタファーだ。
<早いけれど汚い設計を選んだせいで、将来の開発において余分な労力をさかねばならなくなる、というわけだ。これからずっと利子を払いつづけていくことも可能だし、リファクタリングによって良い設計に修正し、元本を減らしてしまうということも可能だ。もちろん元本を減らすのにはコストがかかる。だが、それによって将来かかる利子が減るため、結果的には得なのである>。
このメタファーは、ITを超えて通用しそうだ。「部屋を散らかしたままにする」なんていうのも、まさに負債だろう。
部屋を散らかしたままにすると、欲しいものが見つけられない、場所がせまくなる、といった時間的・空間的・精神的コスト、「利子」をずっと払いつづけることになる。部屋を片付けて「借金」を清算すると、そのコストを払う必要がなくなる。
このメタファーを最初に発表したのはWard Cunninghamだという。さすがWikiの生みの親だ。
http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?TechnicalDebt
<早いけれど汚い解決方法は(ファイナンスの負債と同じく)技術的な負債が発生する>。
これはすごくうまいメタファーだ。
<早いけれど汚い設計を選んだせいで、将来の開発において余分な労力をさかねばならなくなる、というわけだ。これからずっと利子を払いつづけていくことも可能だし、リファクタリングによって良い設計に修正し、元本を減らしてしまうということも可能だ。もちろん元本を減らすのにはコストがかかる。だが、それによって将来かかる利子が減るため、結果的には得なのである>。
このメタファーは、ITを超えて通用しそうだ。「部屋を散らかしたままにする」なんていうのも、まさに負債だろう。
部屋を散らかしたままにすると、欲しいものが見つけられない、場所がせまくなる、といった時間的・空間的・精神的コスト、「利子」をずっと払いつづけることになる。部屋を片付けて「借金」を清算すると、そのコストを払う必要がなくなる。
このメタファーを最初に発表したのはWard Cunninghamだという。さすがWikiの生みの親だ。