2005.01.08
ブルーオーシャン戦略、人気のないこと×好きなこと
もち肌ビジネスマン奮闘記 : ブルーオーシャン戦略
http://www.reveal-lab.com/mt/taisei/archives/2004_12.html

<赤い海(既存フィールド・業界)でばかり戦わず、青い海(創造された新市場)で戦いましょう、という話。
なにより、言葉が良いと思った。
赤い海、というのは、競合同士がしのぎをけずって流れた血にまみれた市場、そして、青い海というのは、まだだれもいない、澄んだ海。(ということだと、私なりの解釈)
戦略をビビッドな色で語っているのがすばらしい。>

「ブルーオーシャン戦略」!たしかに、素晴らしい言葉だ。

戦略の意味するところを伝えるだけでなく、それを印象的で良いイメージに結びつけている。

これを読んで連想したのが、Stylish Ideaで知った、山本真司『30歳からの成長戦略 「ほんとうの仕事術」を学ぼう』という本のこと。

まだ現物は読んでいないのだが、そこからリンクのあった日刊Chain Readingの紹介文に抜粋されている要旨を読んで、ガゼン興味を持ったところだ。

この本で説かれている<個人の成長戦略の四つの鍵>は、次のようなものだそうだ。

1.世に出回るビジネス・スキルを学んでも差別化できない。
概要がわかれば良い。超効率で学んでおく。

2.自分の成長投資する分野を選ぶ。
基準は、「人気のないこと」×「好きなこと」

3.目指すは、「実力派天邪鬼」
大衆化するビジネス・スキルは超効率で学び、そのうえで自分の成長投資する分野をのせる。

4.その先の目標は「経営者人材」
数字やノウハウだけではない。人生観・価値観を磨く。

このうち1~3には、私はかなりピンとくる感じがした。特に2の「人気のないこと」×「好きなこと」に自己投資、というのが核心だと思う。「人気のあること」ではなく、「人気のないこと」というのがミソだ。

先のStylish Ideaのエントリで、新井さんは<しかし、そんな自分も、人生の先輩方の「贅沢な時代だな」というぼやきを聞くはめになりそうだ。それは、山本さんの『30歳からの成長戦略』という本が出てしまったからだ>と興奮気味に書いている。たしかにこの「個人の成長戦略」は、ある程度の経験を積みながらも、いま一歩突き抜けられないような感じがしている、30歳くらいのビジネス人には、かなり「刺さる」のではないか。

冒頭の「ブルーオーシャン戦略」は企業としての戦略で、「人気のないこと」×「好きなこと」は個人の成長戦略だが、見事に重なっているように思う。

すでに評判のビーチに行っても、もう遅い。そこは芋洗い状態だ。のびのび泳げる自分だけの「ブルーオーシャン」を見つけて、オンリーワンになろう!