2005.08.15
2004年12月15日 郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)
今回の選挙、小泉自民党と民主党の戦いという構図はほぼ定まったように思う。

小泉自民党が争点にしている郵政民営化について調べていて、こんなページに行き当たった。

中村てつじのホームページ : 2005年6月23日 第162回国会 衆議院 郵政民営化に関する特別委員会
http://www.tetsu-chan.com/katsudo/kokkai/gijiroku/050623.html

ここに、以下の資料が紹介されている。

郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)2004年12月15日
http://www.tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf



昨年末に作られた、郵政民営化への理解を広めるためのプロモーション戦略資料のようだ。

構造改革への賛成・反対、IQの高い・低いで、ターゲットが4つのクラスターに分けられている。

このうち小泉内閣支持基盤は、構造改革に賛成だが、IQの低い「B層」とされている。主婦・子供・シルバー層などを中心とした、<具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層>で、この<B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要>という戦略が提案されている。

先日のエントリで政治広報戦略について書いたが、すでにここまでやられていたとは想像できなかった。

選挙は情報戦争、イメージ戦争であり、マーケティング戦略のぶつかりあいである以上、これくらい当然なのかもしれないが、なかなかショッキングな資料だと思う。せっかく小泉総理が好きな人たちも、IQが低いと決めつけられているこの資料を見たら、悲しい気持ちがするのではないか。

小泉純一郎、「アナーキー・イン・JP」」で書いた通り、私も小泉総理のキャラクターは好きだ。具体的なこともあまりわかっているとは言えないので、私もB層に入るのかもしれない。