2005.12.24
ブログ大学
ブログが履歴書」は採用・就職の話だったが、
大学入試で「ブログ枠」みたいなものがあってもいいのでは?と思った。

採用する側からしても、個性的で面白い人材が採れそうだし、
受ける側からしても、役に立たない受験知識を叩き込むよりも、
ブログを書くために勉強したほうがはるかに楽しそうだ。

受験勉強で得た知識というのは、どうせほとんど忘れてしまう。
役に立つのは、集中力が身につくとか、結果が出る面白さとか、そういうものだろう。
その意味では、受験も部活みたいなものだ。部活のほうが役立つかもしれない。

受験勉強のノートなんて、その後の人生に何の役にも立たない。
ブログはずっと残るし、そのときの「自分」が刻まれていく。

受験勉強では、さまざまな学問知識の断片を、ロクに意味もわからず丸暗記する。
これはほんとうに意味がないし、特にネットの出現以降、ますます意味がなくなっている。
「自分で考える」こと、「自分なりの付加価値を加える」こと、「得意なこと」を伸ばすこと、
こういうことが重要なのに、これが受験では身につかない。
この点では、ブログを書いたほうがはるかにいいと思う。

そしてブログを書けば、自分が鍛えられるだけでなく、
情報発信を通じて、微量であっても社会に貢献できる。
ただ勉強するというのは社会からテイクしている(受け取る)だけだが、
情報発信というのは、社会にギブする(与える)ことになる。
ブログを書くと、発信すること、ギブすることが習慣化する。

とはいうものの、ブログ枠で合格した学生は、行ける学部がないかもしれない(笑)
いっそ「ブログ学部」を作っておくとか、いやむしろ、大学自体「ブログ大学」でもいいかも。

ブログのコンテンツ、技術、デザイン、ビジネス活用とか考えていったら、
本当に4年くらい学ぶ内容はあると思う。
ブログ大学は、入る時点でそれなりに選抜されているから、
これだけのスキルを学べば、卒業する頃にはかなり力がついている気がする。

生徒も教員も全員がブロガーの大学って、かなり面白そうだ。
友達も先生もみんなブログ書いているんだから、さぞや楽しそうだし、会話も弾みそう(笑)
みんなブログ書いているので、社会への情報発信力も圧倒的。大学の宣伝も不要。

でも「ブログ大学卒業」なんて、さすがに恥ずかしいか?(笑)
しかしいまどき、大学を出たって就職は苦しい時代なんだから、
個性が問われ、「ブログが履歴書」の時代になっていけば、ブログ大学の卒業生は強い。
ブログに関係するビジネスをやっている企業は、ブログ大学の人材を欲しがると思う。