2008.09.19
お金を稼げるゲームセンター、無料のゲームセンター
ビジネスの観点で街をながめると、お金を使わせようとする仕組みしかないことに気づく。

しかし最近は、特に若い人はお金がなくなってきているので、
いくらお金を使わせようとしても、限りがある。

むしろ、お金を稼がせてあげるほうがいいのではないか。

街のあちこちに「お金を稼げるゲームセンター」みたいなものがあったら、面白いと思う。
パチンコみたいなギャンブルではなく、少額だけれども、本当に稼げるもの。

Amazon Mechanical Turk」みたいに、ちょっとした判断が必要な作業とか、
手回しの発電機をたくさん回す、みたいな物理的な作業とかが、「ゲーム」になっている。
1時間くらいの作業で、もし100円でも稼げれば、子供を中心に人気が出ると思う。

こういうことをやると、子供を安い賃金で働かせるのか!みたいな批判が出ると思うけど、
通常のゲームセンターで浪費するよりは、1円でも稼げたほうがいいようにも思う。
こういう仕組みがあれば、子供だけでなく、失業者やホームレスも稼げる。

あるいは、自治体とかNPO主体で「無料のゲームセンター」を作ってもいいかもしれない。
「数学ゲーム」「英語ゲーム」「歴史ゲーム」みたいな、学習系のゲームを揃えておくのだ。
それをやっているだけで、ぐんぐん学力がつく。
ネットワークで遠くの人と対戦したり、全国大会なんかもできそうだ。
画面に広告を出せば、自治体とかNPO主体でなくても、ビジネスとして成立するかもしれない。

よくネットとかである「株のバーチャル取引」とかも、学習ゲームにぴったりだ。
株で勝とうとすると、企業の財務や経済ニュースなどを必死で見るようになるので、ものすごい知識がつく。
ビジネス・経済を勉強するのに、これ以上効率のいい方法はないと思うくらいだ。

ゲームという切り口で、仕事とか勉強を「楽しむ」という視点を持ってもらうこと。
そのきっかけを、この「ゲームセンター」で提供できそうに思う。

この「ゲームセンター」は、遊びと仕事、勉強の境目をなくすだろう。
世の中全体が、ゲームだということに気づくのだ。


関連エントリ:
Amazon Mechanical Turk
http://mojix.org/2005/11/05/112320
Amazon Mechanical Turkを使った写真タグづけサービス「TagCow」
http://mojix.org/2008/04/04/tagcow