2008.11.26
オープンソース・プロジェクトではどんな言語が使われているのか
Zea Partners - Python Shows Continual Growth in Open Source Projects
http://www.zeapartners.org/Members/netsight/python-growth001

オープンソース・プロジェクトでのPythonの使用が増えつづけている、という記事。根拠になっているのは「Ohloh.net」というサイトの統計らしい。

Ohloh.net
http://www.ohloh.net/

このOhlohはオープンソース開発者・ユーザのための情報サイトのようで、各種のオープンソース・プロジェクトや、そこにかかわる開発者などの情報がある。

このサイトに「Programming Language Graphs」というページがあり、オープンソース・プロジェクトの活発さなどを言語別に見ることができる。冒頭の記事の根拠はこれだろう。

プロジェクトの数(Monthly Projects)という切り口で見るようにして、開発系の主要な言語を比較してみたのが、以下のグラフだ。

ohloh.net - Compare Languages (C, C#, C++, Java, Perl, PHP, Python, Ruby)
http://www.ohloh.net/languages/compare?mea..



これを見ると、CとC++がまだ強いが減少しつつあり、その次のJava, Python, PHPの3つが伸びてきているのがわかる。

もしWebアプリに絞れば、おそらくPHPがもっと強いはずで、CとC++はもっと少ないだろう。ここでは「オープンソース・プロジェクト」という広い範囲で見ているので、デスクトップ系のものや開発ツール、サーバなどもすべて入った結果、こういう比率になるのだろう。

私の場合はずっとPythonを中心に見ているので、もはや中立的な視点は持てないが、たしかにPythonの普及は進んでいると感じる。Web系やLinux関連など、私の守備範囲に近いところだけでもかなり目にするし、私は詳しくないけれども、数理計算やバイオ・化学、グラフィックスといった分野では、Pythonは相当強いらしい。


関連エントリ:
サーバの思い出、Zopeの思い出
http://mojix.org/2008/09/22/server_zope