2010.02.16
努力は仕組みのために
努力するなら、「仕組みを良くする」ために使いたい。

仕組みAの場合、1の努力に対して、1の成果が出るとする。
仕組みBの場合、1の努力に対して、2の成果が出るとする。

仕組みAを仕組みBに変えるのに、10の努力がいるとする。

仕組みを変える10の努力がつらいので、つい仕組みAのままやってしまいがちだが、がんばって仕組みBを作ってしまえば、生産性は倍になる。

Aさん:ずっと仕組みAのままやる
Bさん:仕組みBを作ってからやる

という2人の人がいるとすると、次のような違いが出る。

Bさんが仕組みBを作り上げる時点では、

Aさん:10の努力で、10の成果
Bさん:10の努力で、0の成果

となっており、Aさんのほうが成果を出している。しかし、そこからさらに10の努力を追加すると、

Aさん:20の努力で、20の成果
Bさん:20の努力で、20の成果

となり、Bさんは成果で追いつく。このあとは、Bさんはずっと倍の生産性になり、Aさんをぐんぐん引き離していく。


関連エントリ:
仕事環境のリファクタリング
http://mojix.org/2006/02/06/093021
技術的負債(TechnicalDebt)
http://mojix.org/2004/09/12/005730