仙谷由人戦略相「衆参ダブル選あり得る」 これこそ国民目線ではないか
産経ニュース - 仙谷氏「衆参ダブル選あり得る」(2010.4.16 20:02)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100416/stt1004162004008-n1.htm
<仙谷由人国家戦略担当相は16日、TBSの番組収録で、鳩山由紀夫首相が夏の参院選前に退陣した場合の政局について、「オーソドックスに1年で申しわけないということで、(衆参)ダブル(選)を問う可能性もある。論理的にはそういうことになる」と述べ、衆参同日選が実施されることもあり得るとの見方を示した>。
<同日選の争点に関しては「日本は財政上、大変厳しいところにある。これを提起したい」と強調した>。
asahi.com - 首相辞任なら「衆参同時選かも」 仙谷戦略相が異例発言(2010年4月16日21時18分)
http://www.asahi.com/politics/update/0416/TKY201004160441.html
<仙谷由人国家戦略担当相は16日、TBSの番組収録で、鳩山由紀夫首相が辞任した場合に触れ、「(前の衆院選から)1年で申し訳ないが、ダブルを問う可能性がある」と述べ、衆参同時選がありうるとの見方を示した。「(難局を)しのいで、課題を解決することで信頼を取り戻さなければ」と述べて、内閣の一員として首相を支える姿勢は示したものの、現職閣僚が首相の進退に言及するのは異例で、波紋を広げそうだ>。
<仙谷氏は、出演者が首相が辞任した場合は解散して信を問うべきだと指摘したのに対して「永田町ではダブル説が流れている。おっしゃる通りかもしれない」と同調した>。
閣僚でありながらこんなことを言ってしまうとは、仙谷大臣すごい。たしかに「異例」だろう。
あと3年は政権安泰の民主党が、支持率が急降下中のこのタイミングで、みずから解散を仕掛けるとは考えにくい。「永田町ではダブル説が流れている」のだとしても、民主党内でこの見方が有力であるとは考えにくく、この発言はおそらく仙谷氏の「個人プレー」に近い気がする。
しかし、政権への支持率がどんどん下がっていることからも明らかなように、少なくとも国民は現状にまったく満足していない。真に国民目線を持っている議員であれば、現状の鳩山政権は支持しようがないと考えているだろう。その意味で、閣僚でありながらこういう「異例」の発言をしてしまう仙谷大臣こそ、国民目線を持っており、かつそれを言う勇気を持っている、と言えるのではないか。会社でいえば、仙谷氏は「イエスマン」でなく、上司に堂々と異議申し立てができる人なのだ。
もしほんとうに「衆参ダブル選」になったら、いきなり政界再編が起こるかもしれない。私にとってのベストシナリオは、民主党が2つかそれ以上に割れて、その中の「小さな政府」寄りの構造改革派(仙谷氏らの前原グループとそれに近い人たち)が「みんなの党」と合流することだ。ここに自民党の構造改革派(河野太郎氏や中川秀直氏、世耕弘成氏ら)も合流すれば、日本の政界再編がいきなり起こり、「小さな政府」という政策理念でまとまった勢力になる。ついに姿をあらわした首長連合「日本創新党」も、路線としてはこれに近いと思われるので、合流可能だろう。
こうして「小さな政府」が大勢力になって政権を獲れば、「日本、大逆転勝利」という奇跡が起きるのだ。万が一そうなれば、日本はいきなり「希望の国」になりうる。
私見では、仙谷大臣は「民主党を内側から揺さぶる」ようなポジションの人だろうと思う。立場上そうは言えないが、内心ではこうした政界再編を望んでいるかもしれない。今回の「衆参ダブル選あり得る」発言は、「民主党を内側から揺さぶる」ための精一杯の試みだったのかもしれない。そうであれば、私はぜひそれに賛同し、「衆参ダブル選」を支持する声を挙げたい。
鳩山政権への支持率は20%台にまで下がっているそうだから、もし「衆参ダブル選」を支持するかどうかのアンケートを取れば、おそらく過半数が支持するのではないか。ぜひどこかでやってほしい。
関連エントリ:
民間には力があるのに、政府がジャマしていることが日本の問題
http://mojix.org/2009/11/27/minkan_seifu_mondai
みんなの党は「政策の党」 市場メカニズム重視・自由主義の「小さな政府」路線
http://mojix.org/2009/09/07/your_party5
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100416/stt1004162004008-n1.htm
<仙谷由人国家戦略担当相は16日、TBSの番組収録で、鳩山由紀夫首相が夏の参院選前に退陣した場合の政局について、「オーソドックスに1年で申しわけないということで、(衆参)ダブル(選)を問う可能性もある。論理的にはそういうことになる」と述べ、衆参同日選が実施されることもあり得るとの見方を示した>。
<同日選の争点に関しては「日本は財政上、大変厳しいところにある。これを提起したい」と強調した>。
asahi.com - 首相辞任なら「衆参同時選かも」 仙谷戦略相が異例発言(2010年4月16日21時18分)
http://www.asahi.com/politics/update/0416/TKY201004160441.html
<仙谷由人国家戦略担当相は16日、TBSの番組収録で、鳩山由紀夫首相が辞任した場合に触れ、「(前の衆院選から)1年で申し訳ないが、ダブルを問う可能性がある」と述べ、衆参同時選がありうるとの見方を示した。「(難局を)しのいで、課題を解決することで信頼を取り戻さなければ」と述べて、内閣の一員として首相を支える姿勢は示したものの、現職閣僚が首相の進退に言及するのは異例で、波紋を広げそうだ>。
<仙谷氏は、出演者が首相が辞任した場合は解散して信を問うべきだと指摘したのに対して「永田町ではダブル説が流れている。おっしゃる通りかもしれない」と同調した>。
閣僚でありながらこんなことを言ってしまうとは、仙谷大臣すごい。たしかに「異例」だろう。
あと3年は政権安泰の民主党が、支持率が急降下中のこのタイミングで、みずから解散を仕掛けるとは考えにくい。「永田町ではダブル説が流れている」のだとしても、民主党内でこの見方が有力であるとは考えにくく、この発言はおそらく仙谷氏の「個人プレー」に近い気がする。
しかし、政権への支持率がどんどん下がっていることからも明らかなように、少なくとも国民は現状にまったく満足していない。真に国民目線を持っている議員であれば、現状の鳩山政権は支持しようがないと考えているだろう。その意味で、閣僚でありながらこういう「異例」の発言をしてしまう仙谷大臣こそ、国民目線を持っており、かつそれを言う勇気を持っている、と言えるのではないか。会社でいえば、仙谷氏は「イエスマン」でなく、上司に堂々と異議申し立てができる人なのだ。
もしほんとうに「衆参ダブル選」になったら、いきなり政界再編が起こるかもしれない。私にとってのベストシナリオは、民主党が2つかそれ以上に割れて、その中の「小さな政府」寄りの構造改革派(仙谷氏らの前原グループとそれに近い人たち)が「みんなの党」と合流することだ。ここに自民党の構造改革派(河野太郎氏や中川秀直氏、世耕弘成氏ら)も合流すれば、日本の政界再編がいきなり起こり、「小さな政府」という政策理念でまとまった勢力になる。ついに姿をあらわした首長連合「日本創新党」も、路線としてはこれに近いと思われるので、合流可能だろう。
こうして「小さな政府」が大勢力になって政権を獲れば、「日本、大逆転勝利」という奇跡が起きるのだ。万が一そうなれば、日本はいきなり「希望の国」になりうる。
私見では、仙谷大臣は「民主党を内側から揺さぶる」ようなポジションの人だろうと思う。立場上そうは言えないが、内心ではこうした政界再編を望んでいるかもしれない。今回の「衆参ダブル選あり得る」発言は、「民主党を内側から揺さぶる」ための精一杯の試みだったのかもしれない。そうであれば、私はぜひそれに賛同し、「衆参ダブル選」を支持する声を挙げたい。
鳩山政権への支持率は20%台にまで下がっているそうだから、もし「衆参ダブル選」を支持するかどうかのアンケートを取れば、おそらく過半数が支持するのではないか。ぜひどこかでやってほしい。
関連エントリ:
民間には力があるのに、政府がジャマしていることが日本の問題
http://mojix.org/2009/11/27/minkan_seifu_mondai
みんなの党は「政策の党」 市場メカニズム重視・自由主義の「小さな政府」路線
http://mojix.org/2009/09/07/your_party5