GitHubはオープンソースの世界をどう変えたか
Honza Pokorny - 7 ways Github has changed the open source world
http://honza.ca/2011/03/7-ways-github-has-changed-the-open-source-world/
いまやオープンソース・プロジェクトの大半が利用しているGitHub(ギットハブ)。このGitHubがオープンソースの世界をどう変えたか、7つのポイントがあげられている。
1. Force projects to include a good README
良いREADME(説明文書)を含めるよう、プロジェクトに強制した
2. Unified place for all your projects
自分の全プロジェクトを一箇所にまとめられる
3. Code discussions
コードによる対話がやりやすくなった
4. Publish your hacks with ease
自分が加えた変更を公開するのが容易
5. Judge how active a project is
プロジェクトがどのくらい活発なのか、判断しやすい
6. Discover new projects
あたらしいプロジェクトを見つけやすい
7. Follow the development of your favorite projects
好きなプロジェクトの進行を追いかけやすい
どれもその通りだと思う。
例えば、これを書いたHonza PokornyもGitHubのアカウントを持っていて、ブログの右上からリンクをはっている。
GitHub - honza (Honza Pokorny)
https://github.com/honza
これを見れば、この人がどんなソフトウェアを書いているか、どんなソフトウェアに興味を持っているか、どんなプログラミング言語やフレームワークなどを得意としているかが、一目瞭然だ。
GitHubが大成功したのは、プロジェクトを公開したい側にも、プロジェクトを使ったり発見したい側にも、使いやすい場所を無料で提供したからだろう。
昨年の11月、「デキるIT人材を採用する新しい方法」というエントリでGitHubに言及した。
<「GitHub」は、いまやIT関係者で知らぬ者はいないくらい有名になった、ソースコード(ソフトウェアの元になるプログラム)のホスティングサービス>。
<最近見かけるオープンソース系のソフトウェアは、かなりの割合でこのGitHubを使っている。いま439,000人が登録しているそうで、世界じゅうの ITエンジニアがここにアカウントを作り、自分で書いたプログラムを公開したり、他人のプログラムをいじって自分のバージョンを公開している>。
このときは登録ユーザが439,000人だったが、いまは630,457人である。この4か月で、約1.5倍に成長している。
GitHubは無料だが、これを使いこなせるのは一定レベル以上のプログラマやITエンジニアだけだ。誰でも使いこなせるわけではないので、潜在的なユーザの母集団が限られている。
世界にプログラマが全部で何人いるのかわからないが、「一定レベル以上のプログラマ」を60万人以上も集めているというのは、おそらくかなりすごいことだろう。
ちなみに、GitHubのベースになっているバージョン管理ツールのGit(ギット)は、Linuxを生んだリーナス・トーバルズが開発した。Linuxにつづいて、またしても世界を変えるソフトウェアを生み出したわけだ。現在は、日本人の濱野純 (Junio C Hamano)がGitのメンテナンスを担当している。
関連エントリ:
デキるIT人材を採用する新しい方法
http://mojix.org/2010/11/01/new-it-saiyou
http://honza.ca/2011/03/7-ways-github-has-changed-the-open-source-world/
いまやオープンソース・プロジェクトの大半が利用しているGitHub(ギットハブ)。このGitHubがオープンソースの世界をどう変えたか、7つのポイントがあげられている。
1. Force projects to include a good README
良いREADME(説明文書)を含めるよう、プロジェクトに強制した
2. Unified place for all your projects
自分の全プロジェクトを一箇所にまとめられる
3. Code discussions
コードによる対話がやりやすくなった
4. Publish your hacks with ease
自分が加えた変更を公開するのが容易
5. Judge how active a project is
プロジェクトがどのくらい活発なのか、判断しやすい
6. Discover new projects
あたらしいプロジェクトを見つけやすい
7. Follow the development of your favorite projects
好きなプロジェクトの進行を追いかけやすい
どれもその通りだと思う。
例えば、これを書いたHonza PokornyもGitHubのアカウントを持っていて、ブログの右上からリンクをはっている。
GitHub - honza (Honza Pokorny)
https://github.com/honza
これを見れば、この人がどんなソフトウェアを書いているか、どんなソフトウェアに興味を持っているか、どんなプログラミング言語やフレームワークなどを得意としているかが、一目瞭然だ。
GitHubが大成功したのは、プロジェクトを公開したい側にも、プロジェクトを使ったり発見したい側にも、使いやすい場所を無料で提供したからだろう。
昨年の11月、「デキるIT人材を採用する新しい方法」というエントリでGitHubに言及した。
<「GitHub」は、いまやIT関係者で知らぬ者はいないくらい有名になった、ソースコード(ソフトウェアの元になるプログラム)のホスティングサービス>。
<最近見かけるオープンソース系のソフトウェアは、かなりの割合でこのGitHubを使っている。いま439,000人が登録しているそうで、世界じゅうの ITエンジニアがここにアカウントを作り、自分で書いたプログラムを公開したり、他人のプログラムをいじって自分のバージョンを公開している>。
このときは登録ユーザが439,000人だったが、いまは630,457人である。この4か月で、約1.5倍に成長している。
GitHubは無料だが、これを使いこなせるのは一定レベル以上のプログラマやITエンジニアだけだ。誰でも使いこなせるわけではないので、潜在的なユーザの母集団が限られている。
世界にプログラマが全部で何人いるのかわからないが、「一定レベル以上のプログラマ」を60万人以上も集めているというのは、おそらくかなりすごいことだろう。
ちなみに、GitHubのベースになっているバージョン管理ツールのGit(ギット)は、Linuxを生んだリーナス・トーバルズが開発した。Linuxにつづいて、またしても世界を変えるソフトウェアを生み出したわけだ。現在は、日本人の濱野純 (Junio C Hamano)がGitのメンテナンスを担当している。
関連エントリ:
デキるIT人材を採用する新しい方法
http://mojix.org/2010/11/01/new-it-saiyou