2011.03.18
地震から一週間しか経っていないのに、遠い昔のような気がする
2011年3月11日(金)の大地震から、今日で一週間。

あまりにも大きな出来事で、すべてが変わった。地震が起きる前の平和な日々が、もう遠い昔のように感じる。

一週間前の金曜日。いつものように会社で仕事をしていると、午後2時46分、グラグラ横揺れが来た。すごい揺れで、あちこちに積んであった本やCDが崩れてきた。揺れは収まらず、かなり長いあいだ続いた。建物の外へ出てみると、すでにみんな避難していて、不安そうに建物を見つめたり、携帯をかけようとしたりしていた。携帯も、携帯メールもまったくつながらなかった。

会社に戻っても、しばらくすると揺れが来て、そのたびに建物の外へ出る、というのを繰り返した。そのうち面倒になって、どうせ仕事にならないので、外へ食事に出ることにした。夕方頃はまだ外も明るく、店もいつも通りやっているようだった。のんびり食事する気にはなれなかったので、松屋のカレーを買って会社に戻った。

しかし晩になると、すべての電車が止まり、店も閉まり始めて、渋谷の街は異常な雰囲気になっていた。仕事を終えて街に出てきた人たちは、食事をすることもできず、家に帰ることもできず、途方にくれていた。店はもうあいていないか、あいているところはどこも長蛇の列。広告ビジョンにはニュースが映し出されていて、たくさんの人がそれを見上げていた。バスやタクシーの待ち行列は、あまりにも長くて、行列がどこから始まっているかもわからないくらいだった。コンビニに人々が殺到し、惣菜やおにぎりはあっというまに売り切れて、棚はすぐにカラになった。

私も食べるものがなく、困り果てたが、運よくゴーゴーカレーがあいていて、持ち帰りができた。さっきも松屋のカレーだったのに、またカレーかと思ったが、ないよりはマシだ。この大地震の日、私は2食つづけてカレーだった。

電車が止まっているので、仕事したり、ネットでニュースを見て朝まですごし、早朝の電車で帰宅した。

あれからまだ一週間しか経っていないとは、信じられない。もう、遠い昔のような気がする。


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