若いうちはどんどん転職すべし
NHKニュース - 若者離職率を初公表 業種で大きな開き(2012年10月31日 18時44分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121031/k10013152371000.html
<若者が正社員として就職したあと早期に離職することが問題となるなか、厚生労働省は31日、入社から3年以内に離職した人の割合を初めて業種別に公表しました。
このうち、大学卒業で離職した人は、ライフライン産業では10%を下回りましたが、飲食サービス業などでは50%近くに上るなど、業種によって大きな開きがあることが分かりました>。
<入社したあと3年以内に離職する若者は、ここ数年間いずれの年代でも減る傾向が続いていますが、3年前に入社した人では、高卒でおよそ35%、大卒でおよそ28%に上っています。
専門家は、十分なキャリアを積まずに辞めた場合、正社員としての再就職は難しいと指摘していて、厚生労働省は、業界ごとに改善を求めるため初めて業種別の離職率を公表しました。
それによりますと、3年前に大学を卒業した若者では、最も高い業種は教育、学習支援業と宿泊業、飲食サービス業で、いずれも48%、次いで生活関連サービス業、娯楽業が45%などと、サービス産業で高い傾向が明らかになりました。
一方で、最も低い業種は、鉱業・採石業で6%、次いで電気やガスなどのライフライン産業で7%、製造業が15%となっています。
厚生労働省は、離職率が高い業界に改善を促すとともに、就職を目指す若者に、今回のデータも参考に企業分析などを進めてほしいと呼びかけています>。
3年前に入社した人が、3人に1人くらい離職するとのこと。ごく自然な数字で、何も問題ないと思う。
業界による傾向では、サービス業は離職率が高く、ライフライン産業は離職率が低い、とのこと。これもあたりまえだろう。サービス業は利益率が低く、競争も激しいので、キツくて待遇が悪いということになりやすい。ライフライン産業は規制産業で、競争もないので、ぬるい仕事でも待遇がいい。待遇が悪ければ人は流出するし、待遇が良ければ人は流出しない。あたりまえのことだ。
若いうちから、自分にピッタリ合った仕事が見つかった人は、幸運である。しかし多くの人は、そうはいかないだろう。いまの仕事がダメだと思ったら、特に若いうちは、どんどん転職すればいいと思う。転職して、いろいろな会社や、いろいろな業界を見ればいい。
歳をとってくると、だんだん転職がむずかしくなる。これは採用されにくいという意味でもそうだし、あたらしいことを吸収したり、スキルチェンジがむずかしくなるという意味でもそうだ。
転職というものは、仕方なくする場合も少なくないだろうが、自分のスキルや世界観をひろげるチャンスでもある。歳をとるとだんだん転職がむずかしくなるのだから、若いうちはどんどん転職すべし、とも言える。
重要なことは、転職するかしないかではなく、スキルアップしているかどうか、自分の人材価値が高まっているかどうか、仕事に満足できているかどうかだ。いまの仕事に満足していないのなら、一刻も早く、転職や起業を考えたほうがいいと思う。
関連エントリ:
ラクな仕事はトクなのか
http://mojix.org/2012/11/01/raku-na-shigoto
バスマニアが立ち上げた東村山市のバス会社「銀河鉄道」
http://mojix.org/2010/11/12/gintetsu
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121031/k10013152371000.html
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このうち、大学卒業で離職した人は、ライフライン産業では10%を下回りましたが、飲食サービス業などでは50%近くに上るなど、業種によって大きな開きがあることが分かりました>。
<入社したあと3年以内に離職する若者は、ここ数年間いずれの年代でも減る傾向が続いていますが、3年前に入社した人では、高卒でおよそ35%、大卒でおよそ28%に上っています。
専門家は、十分なキャリアを積まずに辞めた場合、正社員としての再就職は難しいと指摘していて、厚生労働省は、業界ごとに改善を求めるため初めて業種別の離職率を公表しました。
それによりますと、3年前に大学を卒業した若者では、最も高い業種は教育、学習支援業と宿泊業、飲食サービス業で、いずれも48%、次いで生活関連サービス業、娯楽業が45%などと、サービス産業で高い傾向が明らかになりました。
一方で、最も低い業種は、鉱業・採石業で6%、次いで電気やガスなどのライフライン産業で7%、製造業が15%となっています。
厚生労働省は、離職率が高い業界に改善を促すとともに、就職を目指す若者に、今回のデータも参考に企業分析などを進めてほしいと呼びかけています>。
3年前に入社した人が、3人に1人くらい離職するとのこと。ごく自然な数字で、何も問題ないと思う。
業界による傾向では、サービス業は離職率が高く、ライフライン産業は離職率が低い、とのこと。これもあたりまえだろう。サービス業は利益率が低く、競争も激しいので、キツくて待遇が悪いということになりやすい。ライフライン産業は規制産業で、競争もないので、ぬるい仕事でも待遇がいい。待遇が悪ければ人は流出するし、待遇が良ければ人は流出しない。あたりまえのことだ。
若いうちから、自分にピッタリ合った仕事が見つかった人は、幸運である。しかし多くの人は、そうはいかないだろう。いまの仕事がダメだと思ったら、特に若いうちは、どんどん転職すればいいと思う。転職して、いろいろな会社や、いろいろな業界を見ればいい。
歳をとってくると、だんだん転職がむずかしくなる。これは採用されにくいという意味でもそうだし、あたらしいことを吸収したり、スキルチェンジがむずかしくなるという意味でもそうだ。
転職というものは、仕方なくする場合も少なくないだろうが、自分のスキルや世界観をひろげるチャンスでもある。歳をとるとだんだん転職がむずかしくなるのだから、若いうちはどんどん転職すべし、とも言える。
重要なことは、転職するかしないかではなく、スキルアップしているかどうか、自分の人材価値が高まっているかどうか、仕事に満足できているかどうかだ。いまの仕事に満足していないのなら、一刻も早く、転職や起業を考えたほうがいいと思う。
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ラクな仕事はトクなのか
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