2012.12.20
「意識の高い学生」の歴史
ここ数年くらいでよく見かけるようになった、「意識の高い学生」というフレーズ。就活などで自己アピールが強すぎ、ちょっと暑苦しい感じの学生、というくらいの意味だろうと思っていたのだが、検索してみて、すばらしい解説を見つけた。

The Internet... - 「意識の高い学生」ということば(2012/06/12)
http://ymrl.hatenablog.com/entry/2012/06/12/173437

<「意識の高い学生」ということばが「リア充」なみに意味のあやふやな言葉になっている気がするのでいろいろと調べたことをまとめたり思う所を書いておきます>。

「意識の高い学生」という言葉が広がりはじめたのは2010年の秋ごろらしく、その流行に寄与したのは、「帰って来た意識の高い学生」というツイッターアカウントだったらしい。

<努力すれば意識は高くなる。そう実感したのは、小学校二年の頃。はじめて竹馬に乗れた時、ものの見方が完全に変わった>(帰って来た意識の高い学生 ?@omaehikui 2010年11月29日 - 15:51

「意識の高い学生」という言い方自体は、その数年前の時点でもすでに使われていたが、揶揄するようなニュアンスで広く使われ始めたのは、どうも2010年頃らしいとのこと。

関連記事にも多数リンクがあり、「意識の高い学生」という言葉のちょっとした歴史を感じさせる、見事なエントリだ。最後の部分で、「中二病」との類似が示唆されているのも、まさにその通りだと思う。

なお、「帰って来た意識の高い学生(?@omaehikui)」はいまでも活発にツイートしているようで、自己紹介は

<就活はじめました。 学生団体HighConscious代表/ビジコン最終選考/リーダー/勝てる就活/内定/ベンチャー/シリコンバレー/起業/TCD/コンサル/マーケティング/iPhone/iBot/第二のジョブズ>

となっている(笑)。ツイートもいちいちそれっぽくて、おもしろい。


関連:
Twilog - 帰って来た意識の高い学生
http://twilog.org/omaehikui
ぬのむ日記 - なぜ「意識の高い学生」は人の心を動かしたか(2010/11/23)
http://d.hatena.ne.jp/snunomura/20101123/1290506418