2013.04.25
雑誌『Spectator(スペクテイター)』最新号(27号)にコラムを書きました
雑誌『Spectator(スペクテイター)』の最新号(27号)に、コラムを書きました。編集の赤田祐一さんに誘っていただき、巻末の「SMALL TALK OF THE TOWN」というコラムコーナーで、1ページ書いています。

私がIT系でない記事を紙の雑誌に書くのは、おそらく10数年ぶりくらいだろう。紙の雑誌に書くのはひさびさで、あまりにもひさびさなので、もう紙の雑誌に書くという感覚を忘れてしまった。どう書けばいいかわからなかったので、けっきょく、いつものブログみたいな感じで書いた(内容は、雑誌で読んでみてください)。

『Spectator(スペクテイター)』という雑誌は、以前から存在だけは知っていたが、軽く立ち読みしたことがある程度だった。ちょっとオシャレな感じの、アウトドア系・エコ系雑誌、みたいなイメージをもっていた。今回ちゃんと読んでみて、たしかにそういう雰囲気もあるのだが、意外に手作り感があるというか、ミニコミっぽいところもある雑誌だということがわかった。広告はアパレルやアウトドアの有名ブランドが出ているが、内容はわりとディープで、「読みやすくて硬派なジャーナリズム」という感じだ。

最新号(27号・黄色い表紙)の特集は、「小商い(こあきない)」。京都の出町柳周辺に個性的な店がたくさんできているそうで、そのエリアに編集部がどっぷり潜入した、入魂のレポートが特集の中心。また、高円寺で店の軒先を借りて、小さな古本屋をやってみた体験記もおもしろい。これも編集部が身体を張った内容で、試行錯誤の過程なども、日記形式でぜんぶ書かれている。

他にも、『小商いのすすめ』の著者・平川克美氏へのインタビューや、レーベルオーナーやフードユニット、オンライン英会話といった「小商い」実践者へのインタビュー、明治・大正・昭和の珍商売グラフィティ、仲俣暁生氏によるブックガイドなど、なかなかマニアックで盛りだくさんの内容だ。この特集を読んで、私も店をやってみたくなった。


関連:
Spectator(スペクテイター)
http://www.spectatorweb.com/

関連エントリ:
神保町で赤田祐一とショートカットについて語る
http://mojix.org/2003/08/25/230400