2004.09.19
OSASKと自作OSの世界
unoさんのページ経由で、川合秀実さんという人が作っている「OSASK」というOSがあることを知った(読みは「オサスク」だろうか?)。

OSASKのサイトにある川合の「OSASKへの意見と回答」などを読んで、この川合さんという人は相当才能のある人であることは間違いないだろうと私は確信した(サイトを見ただけで才能を確信するという「この感覚」は、SoftEtherのサイトを見たときと似ている)。

そしてOSASKのスクリーンショットのページから、osdevというサイトにたどり着いた。

osdev-j - http://wiki.osdev.info/
osdev/F - http://www.osdev.info/

まさに「OSを開発する」ことについての情報サイトのようで、まだ10代らしき.mjtという人が運営しているようだ。

ここを読んでみると、どうもOSASK以外にも、「OrangePekoe」「SORA」「MONA」「Sokrates」など、いろいろな「自作OS」プロジェクトがあるらしいのだ。

私は「自分で作る」こと全般に興味があるが、OSを自分で作るという発想は思いもよらなかった。

もちろん、Linuxを作ったLinus Torvaldsはまさに「OSを自分で作る」ことから始めたのだ。しかし、すでにLinuxやBSDがこれだけ広まっている世界で、自分でOSを作ろうとする人たちがいるというのは、ちょっと想像できなかった。

そしてこれらの自作OSを作っているのは、ほとんど10代~20代らしい。SORAの開発者などは、1989年生まれの15歳だそうだ。

これらの自作OS開発者のなかから、「次のLinus Torvalds」が登場するかもしれない。Linuxを超えるOSがここから出てきても、おかしくないと思う。

OSASKやosdevのサイトを見て、私は目の覚める思いがした。私は現状にとらわれすぎていて、次の新しい可能性への想像力を欠いていたことを思い知らされた気がする。

想像力、そして「OSを自分で作る」という大それた目標に向かって突き進んでいく、そのチャレンジ精神とガッツも見習わなければ。