2005.07.09
Ubuntu FoundationとMark Shuttleworth
Ubuntu Linux」というLinuxディストリビューションのことは名前だけ聞いていたが、「Ubuntu Foundation」ができると聞き、興味をもった。

スラッシュドット ジャパン : Ubuntu Foundationが設立
http://slashdot.jp/articles/05/07/09/0129224.shtml?topic=46

ubuntulinux.org : New Ubuntu Foundation Announced
http://www.ubuntulinux.org/UbuntuFoundation

Ubuntu Linuxは、優れたパッケージシステムなどで知られるDebian Linuxをベースにしたもので、Debianをさらに使いやすくし、アップデートも活発におこなうという趣旨のディストリビューションのようだ。

このUbuntuをやっていたのがMark Shuttleworthだったとは知らなかった。Mark Shuttleworthは南アフリカ出身の富豪で、Thawteの創業者であり、SchoolToolプロジェクトなどを手がけている(SchoolToolは「学校のためのSAP」のようなもの)。

Ubuntuもやっているとなれば、IT長者でオープンソースを推進している「オープンソース・エンジェル」として、Mark Shuttleworthはもうミッチ・ケイパー(OSAFMozilla)と並ぶ存在であると言っても間違いないだろう。

そして個人的には、この2人ともPython, Zope系の技術を積極的に採用していることに注目している(以前書いた)。UbuntuのサイトもPloneのようだし。

また、オープンソースをNPOのFoundationによって推進するというのも、かなり定番化してきた感じだ(Apache、Mozilla、Python、Plone、Fedora、Zopeなど)。

スラッシュドットには、Mark Shuttleworthの面白いインタビューも載っていた。

スラッシュドット ジャパン : Ubuntu LinuxのMark Shuttleworth@本家
http://slashdot.jp/article.pl?sid=05/05/16/0727246&topic=46&mode=thread

これを読むと、彼がアフリカ出身であることの意義にも気づかされる。
G8サミットや「スローなコンピュータ」をはじめ、最近「アフリカ」をよく耳にする気がする…。

追記(7/15):

ZDNet Japan : Ubuntu-この新しいLinuxディストリビューションはちょっと違う
http://japan.zdnet.com/column/btl/story/0,2000052832,20083047,00.htm

というページを発見。Mark ShuttleworthとUbuntu Linuxのわかりやすい紹介記事。