ポッドキャスティング普及にアダム・カリーが果たした役割
CNET Japan : A・カリーの新興企業、ポッドキャスターやアーティストのためのネットワークを設立
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086641,00.htm
<MTVの元ビデオジョッキーAdam Curryらが設立したポッドキャスティングの新興企業PodShowが、ミュージシャンやポッドキャスターのためのネットワークを立ち上げた。
米国時間23日の発表によると、同社が設立した「PodSafe Music Network」では、ポッドキャスターに音楽関連のコンテンツやツールを提供し、彼らがロイヤリティ・フリーのポッドキャストを作成するのを支援するという。ミュージシャンは自分の楽曲のプロモーションに同ネットワークを活用できる。一方でリスナーは、1回だけ再生可能な形式またはポッドキャスト形式で楽曲を聴くことができるという。
ポッドキャスティングとは、ラジオ番組のような音声コンテンツをウェブを介してユーザーに配信する技術のこと。ユーザーはコンテンツをコンピュータや携帯音楽プレイヤーで再生できる。PodShowは2004年にCurryとRon Bloomが設立した非公開企業。そのPodShowが先週ベンチャーキャピタルから885万ドルの資金を調達したことは、ポッドキャスティングへの関心の高まりを象徴する出来事だった>。
これは面白い。コンテンツそのものや配信技術だけでなく、「コンテンツの作成を支援する」ところがいい(その点では、ゴアの「カレントTV」とも似ている)。
ポッドキャスティングは最初、デイブ・ワイナー(ブログの先駆者、RSSの生みの親)とアダム・カリーの2人が「顔」だったと思うが、ここでアダム・カリーが果たした役割は大きかったと思う。MTVの元ビデオジョッキーという「プロ」のスキルで、ポッドキャスティングというメディアの可能性を見せつけた。
私は初めて彼のしゃべりを聴いたとき、「これはテレビやラジオと同じだ」と思った。ここで気づくのは、テレビやラジオを製作しているスタッフのスキルが、いかに高かったかということだ。
つまり「テレビやラジオっぽさ」を成立させているのは、「製作スキル」だったのだ。逆にいえば、しゃべりや製作のスキルさえあれば、ネットだろうと弱小メディアだろうと、テレビやラジオとまったく互角に戦える。
「マスメディアと互角」という意味では、すでにブログが先行しており、プロのジャーナリストやライター、専門家も顔負けのブログがたくさんある。
これと同じことが、ポッドキャスティング(音声配信)やブイログ(動画配信)でも起きてくれば、テレビやラジオの「王座」は崩れるだろう。
これに気づき、アダム・カリーのように「マスメディアからネットへ転身」する人が、日本でもこれから出てくると思う。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086641,00.htm
<MTVの元ビデオジョッキーAdam Curryらが設立したポッドキャスティングの新興企業PodShowが、ミュージシャンやポッドキャスターのためのネットワークを立ち上げた。
米国時間23日の発表によると、同社が設立した「PodSafe Music Network」では、ポッドキャスターに音楽関連のコンテンツやツールを提供し、彼らがロイヤリティ・フリーのポッドキャストを作成するのを支援するという。ミュージシャンは自分の楽曲のプロモーションに同ネットワークを活用できる。一方でリスナーは、1回だけ再生可能な形式またはポッドキャスト形式で楽曲を聴くことができるという。
ポッドキャスティングとは、ラジオ番組のような音声コンテンツをウェブを介してユーザーに配信する技術のこと。ユーザーはコンテンツをコンピュータや携帯音楽プレイヤーで再生できる。PodShowは2004年にCurryとRon Bloomが設立した非公開企業。そのPodShowが先週ベンチャーキャピタルから885万ドルの資金を調達したことは、ポッドキャスティングへの関心の高まりを象徴する出来事だった>。
これは面白い。コンテンツそのものや配信技術だけでなく、「コンテンツの作成を支援する」ところがいい(その点では、ゴアの「カレントTV」とも似ている)。
ポッドキャスティングは最初、デイブ・ワイナー(ブログの先駆者、RSSの生みの親)とアダム・カリーの2人が「顔」だったと思うが、ここでアダム・カリーが果たした役割は大きかったと思う。MTVの元ビデオジョッキーという「プロ」のスキルで、ポッドキャスティングというメディアの可能性を見せつけた。
私は初めて彼のしゃべりを聴いたとき、「これはテレビやラジオと同じだ」と思った。ここで気づくのは、テレビやラジオを製作しているスタッフのスキルが、いかに高かったかということだ。
つまり「テレビやラジオっぽさ」を成立させているのは、「製作スキル」だったのだ。逆にいえば、しゃべりや製作のスキルさえあれば、ネットだろうと弱小メディアだろうと、テレビやラジオとまったく互角に戦える。
「マスメディアと互角」という意味では、すでにブログが先行しており、プロのジャーナリストやライター、専門家も顔負けのブログがたくさんある。
これと同じことが、ポッドキャスティング(音声配信)やブイログ(動画配信)でも起きてくれば、テレビやラジオの「王座」は崩れるだろう。
これに気づき、アダム・カリーのように「マスメディアからネットへ転身」する人が、日本でもこれから出てくると思う。