アーロンチェア 人生最高の買い物のひとつ
このブログでは、デザインサイトなどで見つけたイスをときどき紹介しているが、アーロンチェアについてはたぶん書いたことがなかった。
ウィキペディア - アーロンチェア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2..
<アーロンチェアとは1994年にDon Chadwick、Bill StumpfらによってデザインされたHerman Miller社の椅子である>。
<アーロンチェアは多機能デスクチェアとしては高価な部類であり、新品の場合ランバーサポート型はおよそ11~18万円、ポスチャーフィット型はおよそ13~20万円の市場価格となっている>。
<人間工学に基づいた椅子であり、多数の人々から非常に快適だと認識されている。その理由として、ユーザー・使用環境に応じて細かく調整できるカスタマイズ機能が挙げられる。これにより、一般的な体格である99%の成人であれば男女を問わず快適なデスクワーク環境を実現することができる>。
アーロンチェアは、この手のイスの中では、おそらくもっとも有名なもののひとつだろう。
私はたしか10年くらい前に買って、それ以来ずっと座り続けている。当時は10万ちょっとくらいだったと思うが、安くはないので、かなり思い切って買った覚えがある。
そのとき買ったアーロンチェアは、私のこれまでの人生でも、最高にいい買い物のひとつになった。これくらい最高のものとしては、例えばキーボード「Realforce」もそうだ。アーロンチェアは10数万円、「Realforce」は2万円くらいするが、その金額の価値は十分にある。むしろ、これらの圧倒的な快適さを知らずに安物を使うほうが、人生をムダにしていると思えるくらいだ。
しかし、私も当初はアーロンチェアをむしろ敬遠していた。ウィキペディアの解説に、こういう一文がある。
<1990年代後半においてインターネット・バブルの象徴であり、ビジネスの成功者や名士のオフィスに、さりげなく部屋に置かれたグラビアなどが多数みられた。テレビドラマなどにおいても成功者の象徴として、経営者役などの部屋にはアーロンチェアが置かれていることがある>。
そう、まさにそんな感じだった。カッコいいオフィスには、必ずといっていいほどずら~っと並んでいるイス、それがアーロンチェアだった。
私はヒネクレ者なので、そんなに流行しているアーロンチェアを自分も欲しいとはまったく思わず、むしろ斜に構えて見ていた。
しかし何かの機会に、実際に座ってみて、その快適さに驚いた。素材や構造、座ったときの「応答」などが考え抜かれていて、とにかく疲れないのだ。
これはいいと直感し、10万ちょっと出して買ったが、やはり大当たりだった。いったんアーロンチェアの快適さを知ってしまうと、もう他のイスには座れないくらいだ。いまではもう、空気のようになじんでしまっているが、普通の硬いイスに座ると、アーロンチェアの快適さにあらためて気づく。
イスやキーボードのように毎日使うものは、多少高いものを買っても、それで毎日の快適さや生産性が上がるのであれば、安い買い物だろう。最高の道具を選び、それを使って仕事をすること。これにまさる「投資」はないと思う。
関連エントリ:
プロ用の2万円キーボード、東プレ「Realforce」
http://mojix.org/2008/12/22/realforce
ウィキペディア - アーロンチェア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2..
<アーロンチェアとは1994年にDon Chadwick、Bill StumpfらによってデザインされたHerman Miller社の椅子である>。
<アーロンチェアは多機能デスクチェアとしては高価な部類であり、新品の場合ランバーサポート型はおよそ11~18万円、ポスチャーフィット型はおよそ13~20万円の市場価格となっている>。
<人間工学に基づいた椅子であり、多数の人々から非常に快適だと認識されている。その理由として、ユーザー・使用環境に応じて細かく調整できるカスタマイズ機能が挙げられる。これにより、一般的な体格である99%の成人であれば男女を問わず快適なデスクワーク環境を実現することができる>。
アーロンチェアは、この手のイスの中では、おそらくもっとも有名なもののひとつだろう。
私はたしか10年くらい前に買って、それ以来ずっと座り続けている。当時は10万ちょっとくらいだったと思うが、安くはないので、かなり思い切って買った覚えがある。
そのとき買ったアーロンチェアは、私のこれまでの人生でも、最高にいい買い物のひとつになった。これくらい最高のものとしては、例えばキーボード「Realforce」もそうだ。アーロンチェアは10数万円、「Realforce」は2万円くらいするが、その金額の価値は十分にある。むしろ、これらの圧倒的な快適さを知らずに安物を使うほうが、人生をムダにしていると思えるくらいだ。
しかし、私も当初はアーロンチェアをむしろ敬遠していた。ウィキペディアの解説に、こういう一文がある。
<1990年代後半においてインターネット・バブルの象徴であり、ビジネスの成功者や名士のオフィスに、さりげなく部屋に置かれたグラビアなどが多数みられた。テレビドラマなどにおいても成功者の象徴として、経営者役などの部屋にはアーロンチェアが置かれていることがある>。
そう、まさにそんな感じだった。カッコいいオフィスには、必ずといっていいほどずら~っと並んでいるイス、それがアーロンチェアだった。
私はヒネクレ者なので、そんなに流行しているアーロンチェアを自分も欲しいとはまったく思わず、むしろ斜に構えて見ていた。
しかし何かの機会に、実際に座ってみて、その快適さに驚いた。素材や構造、座ったときの「応答」などが考え抜かれていて、とにかく疲れないのだ。
これはいいと直感し、10万ちょっと出して買ったが、やはり大当たりだった。いったんアーロンチェアの快適さを知ってしまうと、もう他のイスには座れないくらいだ。いまではもう、空気のようになじんでしまっているが、普通の硬いイスに座ると、アーロンチェアの快適さにあらためて気づく。
イスやキーボードのように毎日使うものは、多少高いものを買っても、それで毎日の快適さや生産性が上がるのであれば、安い買い物だろう。最高の道具を選び、それを使って仕事をすること。これにまさる「投資」はないと思う。
関連エントリ:
プロ用の2万円キーボード、東プレ「Realforce」
http://mojix.org/2008/12/22/realforce