2012.11.23
減税日本と反TPPが合流、新党「脱原発」結成
朝日新聞デジタル - 減税日本と反TPPが合流、新党「脱原発」結成(2012年11月22日23時36分)
http://www.asahi.com/politics/update/1122/TKY201211220799.html

<減税日本代表の河村たかし名古屋市長と「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党(略称・反TPP)」の山田正彦代表は22日夜、都内で記者会見し、新党の結成を発表した。新しい党名は「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党(略称・脱原発)」。河村、山田両氏が共同代表、亀井静香前国民新党代表が幹事長を務める>。

連日激動の第三極。維新との合流に失敗した減税日本が、亀井氏が始動した「反TPP」とくっついた。その政党名が「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」で、略称「脱原発」(笑)。これはもうアートだ。

「減税日本」も「反TPP」も、政策をそのまま政党名にしたSEO(サーチエンジン最適化)的な名前だったが、両者が合体し、原発というさらにホットな争点を前面に出して「脱原発」になったわけだ。まるで化学反応である。

システム開発の会社が、「株式会社システム開発」という社名をつけるようなネーミングセンスにも近いかもしれない。

<河村氏は会見で「大きな政党をつくることを念頭に置いている」と述べ、他の中小政党とのさらなる合流に意欲を示した。山田氏は「この時期の増税をストップする。弱者のために政治はある」と訴えた>。

<新党は「景気・経済の復活」「消費税引き上げの凍結」「脱原発」「自主外交の展開」「環太平洋経済連携協定(TPP)不参加」「沖縄米軍基地問題の解決」などを公約に掲げる。小泉俊明幹事長代理は前衆院議員の参加人数が「10人を超える」と説明した>。

<減税日本は2010年に地域政党として発足。その後、国政政党となった。一方、反TPPは19日に山田氏と亀井氏が結成を発表したがメンバーはこの2人だけで、政党要件を満たす条件である「国会議員5人以上」には届いていなかった>。

私は亀井氏は大嫌いだが、河村氏は嫌いではない。河村氏がリードするなら、この動きはひろがる可能性があるかもしれない。「脱原発」という党名が微妙だけど(笑)。

鳩山元首相は引退したので、反TPP・脱原発・消費増税凍結という方向で残る大物としては、やはり小沢氏だろうか。もし小沢氏が加わってくれば、それなりに大きな勢力になってくる可能性はあると思う。


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http://mojix.org/2012/11/20/anti-tpp