2008.11.19
「米国のCTO」がうらやましい
Enterprise Watch - 米国政府初のCTOは誰に-Obama政権の要職にハイテク界の大物の名
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/infostand/2008/11/17/14320.html

<次期米大統領のBarak Obama氏が「米国のCTO」を探している。政府でテクノロジー関連の最高の権限と責任を持つ役職だ。来年1月に発足する新政権の目玉の一つであり、誰が就任するのかに大きな関心が集まっている。ハイテク業界のなかから選ばれるとみられ、メディアでは次々に大物の名が挙がっている>。

<CTO職の設置は、Obama氏の公約であった。「政府とすべての政府機関に、21世紀にふさわしいインフラ、ポリシー、サービスを備える」という新政権の目標を実現するために設けられた役職で、「ネットワークの安全性を確保し、諸機関のCIO、CTOと協業して、最高の技術を利用し、ベストプラクティスを共有しながら取り組みを統率する」という任務を負う閣僚級の役職である>。

「米国のCTO」ができるとは、アメリカがうらやましい。

誰が任命されるにしても、「米国は技術を重視している」というメッセージをあらためて世界じゅうに発信することになる。

日本でもぜひ、「日本のCTO」というポジションを作って欲しい。

実際にCTOが果たす役割ももちろん大きいが、「CTO」という役割・役職が広く知られるということの意味が、それ以上に大きいはずだ。

多くの会社で「ウチの会社もCTOを置こう」と考えるようになれば、それだけで日本のITはレベルアップすると思う。


関連:
Obama CTO
http://obamacto.org/
Barack Obama and Joe Biden: The Change We Need | Technology
http://origin.barackobama.com/issues/technology/

関連エントリ:
CTOと「技術経営」
http://mojix.org/2008/09/01/cto_techbiz
「フロントエンド・エンジニア」という呼び名のパワー
http://mojix.org/2008/06/25/frontend_engineer