2008.11.18
中高生がCDを買わないのは単にお金がないからだ
ITmedia - 「YouTube」はラジオ代わり、CDは買わない?――イマドキ中高生と音楽
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/17/news049.html

<実際に今の中高生は、CDにどのように接しているのだろうか。中学3年生男子(15)と高校2年生男子(16)、高校2年生女子(17)の3人と、大学1年生(20)に聞いてみた>。

<「好きなアーティストのCDは新品で購入し、ちょっと好きな場合は中古で買う。見つからなければ借りることもある」――中3男子CDの買い方は、“CD派”の大人と変わらなかった。高2男子も「本当に欲しかったら買う」という>。

<残りの3人は、CDの貸し借りはするものの、クラス全員で回すことはないという。高2女子(17)は「これって、クラス全員が共通のCDを欲しがらないと発生しない状況だよね」と指摘する。好みが多様化した今では想像しにくい状況ではあるようだ>。

この記事を読んでも、特にネットのおかげで若者がCDを買わなくなった、ということはあまりなさそうに思える。

私が中高生の頃だって、ネットはなかったが、FMラジオを録音する(エアチェック)か、貸レコードを借りて録音することで、大量の音楽を摂取していた。友達とレコードを貸し借りするのも当然やっていた。昔も今も、中高生なんてお金を持っていないから、CDをポンポン買えるわけがないのだ。

いまの私は、おそらく中高生以上にYouTubeも利用しているが、月にたぶん20~30枚はCDを買っている(そのうち半分くらいは中古)。YouTubeはオンデマンドのラジオ、あるいはジュークボックスのようなもので、YouTubeを聴いたからCDを買わないということは、私の場合は絶対にない。むしろ、YouTubeを聴いたらCDが欲しくなるのだ。

いつの時代にも、私のような音楽ファンは一定の割合で存在していて、しかしそんな音楽ファンであっても、中高生の頃はお金を持っていないのだ。

だから、CDを買わない中高生に眉をしかめるのではなく、中高生にはタダでどんどん音楽を聴かせて、音楽ファンを増やしたほうがいい。音楽ファンになれば、どんな形であれ、いずれ音楽にお金を使うはずだ。


関連エントリ:
YouTubeはジュークボックス ~「80年代前半の洋楽ヒットチャート一発屋」編~
http://mojix.org/2008/05/16/youtube_jukebox_80s_hit
YouTubeにとりつかれた
http://mojix.org/2006/09/01/155104
音楽CDはなくなるか?
http://mojix.org/2005/08/24/183638
曲のダウンロードをいっそ無料にしてはどうか
http://mojix.org/2005/08/07/122351