朝日新聞グローブ「インタビュー 理想の公務員」がとてもいい
朝日新聞グローブの特集「公務員の使い方/仕え方」にあるシリーズ記事「インタビュー 理想の公務員」がとてもいい。
日本の官僚や公務員について、関係者や当事者、識者などに毎回インタビューする形式の1ページ記事。人選も良く、バランスがとれていて、しかし無難な内容にならずに、どれも切れ味のいい記事になっている。毎回、充実した内容がギュッと1ページにまとまっていて、とても読みやすい。構成が考え抜かれていて、それが朝日新聞グローブの美しいデザインと調和している。
いまのところ第14回まで進んでおり、私はおそらく全部読んでいるが、おかしな内容はほとんどなかったと思う。私が最近見かけたマスコミによるウェブ媒体のシリーズ記事としては、個人的には日経ビジネスオンラインの「独立!北海道」と並んで、その質の高さが印象的だ。こういうのを見ると、マスコミも捨てたものではないと思う。
以下に各回へのリンクを並べておくので、興味をひかれるものがあれば、読んでみてほしい(各回は独立した完結記事で、順番に読む必要はない)。全部読む余裕がない人のために、特に私がいいと思ったものを5つ、末尾にピックアップしておいた。
第14回「政治家には、役人のバイアスを見破る眼力が求められている」
福井秀夫・政策研究大学院大学教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/14.html
第13回 [若手官僚の言い分]私たちが考えていたほうへ、少しずつ動いてきている
朝比奈一郎(経産省)36歳。プロジェクトK代表。
遠藤洋路(文科省)35歳。プロジェクトK理事。
鈴木(仮名) 27歳
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/13.html
第12回「なぜ人事院が必要になったか、根本から議論してみては」
篠塚英子 人事院人事官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/12.html
第11回「自律的労使関係はできるのか」
原恒雄 人事院人事官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/11.html
第10回「今より悪くなる可能性もある。公務員制度改革には哲学が必要です」
田中秀明・一橋大学経済研究所准教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/10.html
第9回「個々の官僚が国民の意思に沿った政治・行政を実現するほうへと誘導する制度改革が必要です」
加藤創太・国際大学教授、東京財団上席研究員
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/09.html
第8回「明治以来、初めて政策決定の枠組みが変わることになるのかもしれない」
清水唯一朗・慶応義塾大学総合政策学部専任講師
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/08.html
第7回「過度の政官融合は見習えない」
野中尚人・学習院大学教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/07.html
第6回「英国の官僚は控えめな執事」
中野晃一・上智大学准教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/06.html
第5回「霞が関の『身分制』をぶっ壊せ」
渡辺喜美・みんなの党代表
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/05.html
第4回「能力・実績主義の点で方向性は民主党と違っていない」
林芳正・自民党政調会長代理
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/04.html
第3回「民主党の公務員制度改革は、全体構想が見えない」
甘利明・元行政改革担当相
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/03.html
第2回「公共は民衆の中にあったはず。官と民の間で交換可能な社会を作る」
松井孝治・内閣官房副長官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/02.html
第1回「適格性審査では政治家をできるだけ排除する」
仙谷由人・公務員制度改革担当相
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/01.html
私のピックアップ(順不同):
・第14回 福井秀夫「政治家には、役人のバイアスを見破る眼力が求められている」
・第13回 [若手官僚の言い分] 私たちが考えていたほうへ、少しずつ動いてきている
・第9回 加藤創太「個々の官僚が国民の意思に沿った政治・行政を実現するほうへと誘導する制度改革が必要です」
・第5回 渡辺喜美「霞が関の『身分制』をぶっ壊せ」
・第2回 松井孝治「公共は民衆の中にあったはず。官と民の間で交換可能な社会を作る」
関連エントリ:
官僚を「公営シンクタンク」として使う、日本の安上がりな政治システム
http://mojix.org/2009/09/03/japan_thinktank
渡辺喜美・江田憲司『「脱・官僚政権」樹立宣言』 「ピュアネス」と「経験」を兼ね備えた貴重な政治家
http://mojix.org/2009/08/27/datsukanryou
「朝日新聞グローブ(GLOBE)」がとてもいい
http://mojix.org/2009/02/20/asahi_globe
日本の官僚や公務員について、関係者や当事者、識者などに毎回インタビューする形式の1ページ記事。人選も良く、バランスがとれていて、しかし無難な内容にならずに、どれも切れ味のいい記事になっている。毎回、充実した内容がギュッと1ページにまとまっていて、とても読みやすい。構成が考え抜かれていて、それが朝日新聞グローブの美しいデザインと調和している。
いまのところ第14回まで進んでおり、私はおそらく全部読んでいるが、おかしな内容はほとんどなかったと思う。私が最近見かけたマスコミによるウェブ媒体のシリーズ記事としては、個人的には日経ビジネスオンラインの「独立!北海道」と並んで、その質の高さが印象的だ。こういうのを見ると、マスコミも捨てたものではないと思う。
以下に各回へのリンクを並べておくので、興味をひかれるものがあれば、読んでみてほしい(各回は独立した完結記事で、順番に読む必要はない)。全部読む余裕がない人のために、特に私がいいと思ったものを5つ、末尾にピックアップしておいた。
第14回「政治家には、役人のバイアスを見破る眼力が求められている」
福井秀夫・政策研究大学院大学教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/14.html
第13回 [若手官僚の言い分]私たちが考えていたほうへ、少しずつ動いてきている
朝比奈一郎(経産省)36歳。プロジェクトK代表。
遠藤洋路(文科省)35歳。プロジェクトK理事。
鈴木(仮名) 27歳
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/13.html
第12回「なぜ人事院が必要になったか、根本から議論してみては」
篠塚英子 人事院人事官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/12.html
第11回「自律的労使関係はできるのか」
原恒雄 人事院人事官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/11.html
第10回「今より悪くなる可能性もある。公務員制度改革には哲学が必要です」
田中秀明・一橋大学経済研究所准教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/10.html
第9回「個々の官僚が国民の意思に沿った政治・行政を実現するほうへと誘導する制度改革が必要です」
加藤創太・国際大学教授、東京財団上席研究員
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/09.html
第8回「明治以来、初めて政策決定の枠組みが変わることになるのかもしれない」
清水唯一朗・慶応義塾大学総合政策学部専任講師
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/08.html
第7回「過度の政官融合は見習えない」
野中尚人・学習院大学教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/07.html
第6回「英国の官僚は控えめな執事」
中野晃一・上智大学准教授
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/06.html
第5回「霞が関の『身分制』をぶっ壊せ」
渡辺喜美・みんなの党代表
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/05.html
第4回「能力・実績主義の点で方向性は民主党と違っていない」
林芳正・自民党政調会長代理
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/04.html
第3回「民主党の公務員制度改革は、全体構想が見えない」
甘利明・元行政改革担当相
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/03.html
第2回「公共は民衆の中にあったはず。官と民の間で交換可能な社会を作る」
松井孝治・内閣官房副長官
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/02.html
第1回「適格性審査では政治家をできるだけ排除する」
仙谷由人・公務員制度改革担当相
http://globe.asahi.com/feature/100308/side/01.html
私のピックアップ(順不同):
・第14回 福井秀夫「政治家には、役人のバイアスを見破る眼力が求められている」
・第13回 [若手官僚の言い分] 私たちが考えていたほうへ、少しずつ動いてきている
・第9回 加藤創太「個々の官僚が国民の意思に沿った政治・行政を実現するほうへと誘導する制度改革が必要です」
・第5回 渡辺喜美「霞が関の『身分制』をぶっ壊せ」
・第2回 松井孝治「公共は民衆の中にあったはず。官と民の間で交換可能な社会を作る」
関連エントリ:
官僚を「公営シンクタンク」として使う、日本の安上がりな政治システム
http://mojix.org/2009/09/03/japan_thinktank
渡辺喜美・江田憲司『「脱・官僚政権」樹立宣言』 「ピュアネス」と「経験」を兼ね備えた貴重な政治家
http://mojix.org/2009/08/27/datsukanryou
「朝日新聞グローブ(GLOBE)」がとてもいい
http://mojix.org/2009/02/20/asahi_globe